集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『101人の、泣いて、笑って、たった一言物語。』(志賀内泰弘・監修)

花0530。 今日も天気がよく,気持ちの良い日でした。  資料作りの一日で,机の前にいる時間が長くなりました。  歩数計を見ると927歩でした。これはマズイ。  明日は体を動かそう。  以前に,志賀内泰弘氏から『101人の、泣いて、笑って、たった一言物語。世の中捨てたもんじゃない!』(ごま書房新社・刊)を送っていただきました。すぐに読みました。  新型コロナウイルス感染症の影響で,世間が元気を無くしている頃でした。帯が「ちょっと心が疲れた時,本書を開いてみてください。」と勧めるように,本書を開くと
ほろりと泣ける話 ジーンと胸に染みわたる話 元気が湧く話
が,次々と語りかけてきます。  ちょっと疲れていた心に「いい話」となり入ってきます。  本書は,著者が代表を務める「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動の「あなたの心に響いた『たった一言』を教えてください」コンテスト10年間の入選作から選ばれた100編が,5章で紹介されています。  今の“ココロ”がおもむくままにページを開くと,そこに“求める話”が見つかると思います。  目次には作者の名前がありますが,各章では「たった一言 ○○○○」と題名と本文です。そのおかげで,文章・言葉に“今の自分”がすっと乗っかるように感じました。  短い一話を。
  たった一言  『おかえり』  一学期,社会科見学で知覧にある特攻平和会館に行きました。そこでは,戦争の怖さ,平和の尊さを学びました。  社会科見学が終わって家に帰ったら,お母さんが「おかえり」と言いました。その言葉がその時だけはすごい言葉に聞こえました。戦争で家族などが死んでしまってもう「おかえり」という言葉を聞けない人がいるのに,ぼくは「おかえり」という言葉を聞いて幸せだなと思いました。
 新型コロナウイルス感染症の拡大により続いた自粛が徐々に解除され,学校再開へと動いています。  今,この「おかえり」のように感じられる言葉がありそうです。  あなたは…。  入選作100編が載った本書のタイトルが「101人の、…」であり,帯に「101サプリメント」とあります。  101本目の話は,どこに…。その「いい話」は…。お楽しみに。
   目次 はじめに 第一章 “界隈”旅行なら行けるね 第二章 私があなたの保証人になります! 第三章 座れって。何で? 何でって,年寄りだからだよ 第四章 うちのお父さんがいつもお世話になっています 第五章 楽しかったわよ 「おわりに」かえて
【関連】   ◇いつも、隣にいる、幸せをお届け(いい話の広場)   ◇「プチ紳士・プチ淑女を探せ!」運動について(「たった一言で」コンテスト) 【「いい話の図書館」】  ◇最近紹介した本   ◇『書斎の鍵』(喜多川泰・著)(2020/04/23)   ◇『12の贈り物』(シャーリー・コスタンゾ・作)(2020/04/03)   ◇『ぼくの命は言葉とともにある』(福島智・著)(2020/03/31)   ◇『ひと』(小野寺史宜・著)(2020/03/06)   ◇『尼崎ストロベリー』(成海隼人・著)(2020/01/24)  *以前に紹介した本は   ☆カテゴリー「いい話の図書館」から 「いい話の図書館」とは… 本との出逢いは,人生を変えます。辛い時,悲しい時,一冊の本が「生きる希望」を授けてくれます。  そこで,ステキな本との出会いを提供する「いい話の図書館」を全国津々浦々に作ったら,どんなに素晴らしいだろうと考えて館主を募集しております。「いい話の図書館」の館主のお仕事は,本棚にステキな本を並べて多くの人に自由に読んでいただくこと。そのステキな本は,テレビをはじめ,マスコミでも話題の小林書店のカリスマ店主,小林由美子さんが心を込めて推薦する本です。   ◇いい話の図書館【申込】   ◇小林書店さん (@cobasho.ai)Instagram写真と動画)   ◇志賀内 泰弘Facebook