集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

記事「隣組マインド」と「通知の読み方」と。

弥山0427。 良い天気の一日でした。  巣ごもりのなかで,ネット記事を読む時間が増えています。  日経ビジネスの連載コラムに,先週末,小田嶋隆氏(コラムニスト)の『「隣組」マインドにご注意を』がありました。  コラムは,緊急事態宣言の発出により「世間の空気が変わってしまったことの影響は感じている」と述べ,“テレビのつまらなさ”などを挙げている。  そして,最近の状況を「人々の不機嫌は極まってきている」と,小田島氏の個人的にクリップしたものが列記されていました。
○ 東京の道路は交通量が少ない。おかげで運転はしやすい。一方、粗暴運転のドライバーが目立つ。何をイライラしているのか。 ○ 夕方の情報番組が、湘南に集うサーファーを白眼視する特集を放送している。東京から来たのかと、しきりに追及しているが、いったい、あんな広いオープンエアの砂浜で波に乗ることのどこに感染リスクがあるというのか。 ○ 徳島では、他県ナンバーの車を県職員が双眼鏡で調査しているという。びっくりだ。「『来県お断り』徳島県 双眼鏡で県外ナンバーをチェック」 ○ 岩手県花巻市では、転入届の受け取りを拒まれた男性が焼死している。「『今、東京から?』拒まれ、仮住まいで焼死 岩手『ついの住みか』のはずが」 ○ 千葉県佐倉市では、見物客の来訪を避けるために、公園内のチューリップ80万本の花を切ったのだそうだ。「花咲けば人密集…チューリップ80万本、無念の刈り取り」 ○ 東京・荒川区の公園では、「親子が遊んでいる」という通報に対応して、遊具を閉鎖するなどの措置を取っているのだとか。「親子で公園、役所に苦情も 遊具閉鎖、集団禁止の看板―新型コロナ」
 ニュースで,同じような話題を目にしています。  最初は驚き,「えっ」「なるほど」「そうかな」と考えもしましたが,徐々に“慣れて”しまっているような気がします。  コラムを読みながら,慣れて,聞き流し,“考えなく”なっていないか考えました。  「正しい判断」があるとすれば,それは“多様性”とは異なるものでしょう。  それぞれ「どうあったらいいのか」を考えてみると…。
 こういう見方をしている人たちは(略) を敵視する戦時中の「隣組」マインドに近いリアクションとして、逸脱者を摘発しようとしている。 (略) 集団的な不機嫌に陥った日本人は、昔から、その不機嫌の矛先を、逸脱者の摘発に向けることになっている。この展開を、私はとても強く警戒している。
 出来事に向ける目が“不機嫌”になっていないだろうか。  その目の向かう先は,そこで大丈夫だろうか。  見失っていないだろうか。  見落としていないだろうか。  「こういうご時世にこそ、上機嫌な逸脱者であることを心がけよう」を真似してみよう。  SNSで,いろいろな方の記事を楽しみにしています。  その一人に,熊本市教育長 遠藤洋路氏の情報(Facebook,ブログ)があります。  昨日の「文科省通知の読み方」を読んで,次々と出される文部科学省の通知文も“違って見える”ような気がしました。    ◇文科省通知の読み方(教育長ブログ)  立場のある方々が,同じように読まれているとよいのですが…。