『地獄の歩き方』(田村正彦・監修/小野崎理香・水野ぷりん・絵)
初めての場所(?)を愉しむ一日でした。
立春寒波で寒い日,出先では”にわか雪”が降りました。このまま降ってきたらと心配になりましたが,大丈夫でした。
しばらく寒さが続くのかな。
海外旅行・観光のガイドブック『地球の歩き方』シリーズを思わせる『地獄の歩き方』(金の星社・刊)」は,“死後の世界のガイドブック”でした。
「死後の世界をご案内します」と,まず『六道,極楽の図』が見開きで登場し,旅マップが示されます。
続いて,行程表『あの世の旅のスケージュール』で,これからの予定を確かめます。
旅のはじめは『死出の山』,初めに「こんな格好ので死出の山を登るよ!」と
頭にはかさ,手にはつえと荷物。白のきょうかたびら(死人に着せる白しょぞく)に草ぞうりをはきます。登山には,向かない格好ですね。と,イラストに説明(注意書き)で服装を載せています。 わかりやすいイラストと解説,そして,見開きの筆描きの怖い絵…。 漢字にはルビがあり,子供も楽しめます。
死後の世界を案内するガイドブックの決定版! 人は死んだら長い旅に出なければなりません。この本は、死後、行くことになる各所をしょうかいするガイドブックです。今からこの本を読んでおけば、死んだ後もまようことはありません。地獄と死後の世界へご案内します!さあ,旅が始まります…。 「ガイドブックをもって,さあ出かけよう」と言いたいところですが,ちょっと待って。 詳しく描かれる地獄を楽しみ,それを“今”に映して,“今を歩く”のはいかがでしょう。
もくじ 死後の世界をご案内します 六道、極楽の図 死後はこんなところに立ちよるよ! あの世の旅のスケジュール ○中有の世界 ○さあ、八大地獄に行ってみよう! ○六道のあれこれ八寒地獄と女性の地獄 地獄に行った歴史上の人物たち ○まだまだあるぞ! 小地獄のあれこれ 行ける地獄! 会える閻魔!! おわりに【関連】 ◇水野ぷりん (@mpulin1)(Twitter) 【追記】 本書とは関係ないようですが,同名のWebサイトがありました。 ◇JIGOKU 地獄の歩き方