『理科の謎、きちんと説明できますか?』(左巻健男・著)
天気の良い一日でした。
さらに,“とても暖かい一日”で,持って出たコートを着ることもなく過ぎました。
暖かいのはありがたいのですが…。
「あれって何だっけ?」
「理科の授業で習った気がするけど,思い出せない。」
加齢とともに,そういう事柄が増えているようです。
その“もやもや”を解消(?)しようと『理科の謎、きちんと説明できますか? 文系もすっきり納得の20話』(PHP研究所・刊)を読みました。
1項目を6ページで説明する構成になっており,気になった項目を選んで読むことができます。
気候変動,異常気象の大きな要因と言われる“温暖化”ですが,アメリカが“2015年のパリ協定からの離脱”を国連に通告するなど,今後が不安となる状況です。
しかし,『「温暖化は問題だ」といわれても,何が起こっているのかよくわからない』のです。
まず,その項から読みました。
(略) 最後の氷河期時代はおよそ260万年前に始まった〈第四紀氷河期〉です。北極や南極大陸,グリーンランドに氷床があり,高山に氷河が存在することからわかるように,現在も氷河期時代にあるのです。毎年の暑い夏を経験する日本ではちょっとピンとこないかもしれませんが…。今も氷河時代であることやミランコヴィッチサイクルという仮説など,「そうなのか」「なるほど」のある内容でした。 また,『森が減って人口が増えているのに酸素不足にならないの?』など,これまで疑問に思ったこと,気にしなかったことに気づきの多かった一冊でした。 理科の謎を楽しみながら,本書で新しい発見をしませんか。
目次 まえがき 第1章 自然現象の謎、きちんと説明できますか? 第2章 テクノロジーの謎、きちんと説明できますか? 第3章 生き物の謎、きちんと説明できますか? 第4章 宇宙の謎、きちんと説明できますか? 【参考図書】 【参考URL】【関連】 ◇左巻健男&理科の探検RikaTan (@samakikaku)(Twitter) ◇左巻健男&理科の探検’s blog