集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

話をしていますか?(ACP,人生会議,リビング・ウィル…)

実1230。 朝から雨で,夕方まで降り続いた一日でした。  “いつもの冬”であれば,雨でなくとなって,景色が一気に真っ白となっていたでしょう。  しかし,今年は“暖かい冬”で,雨のまま過ぎました。  大晦日から元旦は冷え込むようです。初詣,初日の出には,寒さ対策をしっかりして出かけましょう。  今年,「人生会議」のポスターが問題となり,配付中止になりました。  これは,「ACPアドバンス・ケア・プランニング)」という,自らが望む人生の最終段階における医療・ケアについて,前もって考え,関係者と繰り返し話し合い共有する取り組みを啓発するものでした。 人生会議1230。
 「人生会議」とは、もしものときのために、あなたが望む医療やケアについて前もって考え、家族等や医療・ケアチームと繰り返し話し合い、共有する取組のことです。厚生労働省
 問題として指摘された点は「確かに…。」「それは拙い…。」と思いますが,本人(自分)と家族で「どのように生きるか」「どのように最期を迎えるか」などを話し合うことは必要だと思います。ただし,ACPが求めるように医療・ケア関係者を含めて相談するのは難しいかもしれません。  以前,リビング・ウィルを知りました。
 リビング・ウィルのもとは英語のliving willです。リビングは「生きている」あるいは「現生している」という意味であり,ウィルは「意思」あるいは「遺言」のことです。 (略) オックスフォード英語辞典では,「重病になり自分自身では判断ができなくなる場合に,治療に関しての自分の希望を述べておく書類,特に,医師たちに治療を中止し死ぬにまかせてくれるよう依頼する書類」と書かれています。 (略) あえて和訳すれば,「終末期の医療やケアについての意思表明書」という訳語が適切であると思っていますが,このままリビング・ウィルという日本語が定着していくのではないかと予想しています。
 そこで,それぞれが「自分はどうするか」を考え,それを夫婦で相談しました。そのことを書面に記し,署名しました。その内容をお互いが確認し,確認の署名もしてあります。リビングウィル1230。  昨年の書面では,
 私は,自分自身の終末期の医療・ケア及び葬儀についての私の意思を明らかにするため,下記の通りの指示を致します。 《延命措置》 私の傷病が(略) 《苦痛の緩和》 私の状態が(略) 《葬儀》 私の葬儀は(略) (略) これらの要望を受け入れ,治療・葬儀に当たった方々に深く感謝を申し上げるとともに,これらの指示内容に従って行った行為の責任はすべて私に有ることを表明致します。
といった項目で,「作成日」「本人の住所・氏名・生年月日」(自筆),「本指示書の証人の住所・氏名・連絡先」(自筆)を記し,最後に「私の意識がなくなった時の連絡先」を載せています。  この内容を家族に伝えるとともに,家族LINEで文書を共有しました。  内容の確認はしていますが,文書が古くなっているので,改めて相談し,作成し直そうかと考えています。  あなたは,家族と「どのように生きるか」「どのように最期を迎えるか」の話をしていますか。  この年末年始に,家族と話し合いをしてみませんか。 【関連】   ◇「人生会議」してみませんか厚生労働省)   ◇日本尊厳死協会