『「教師を辞めようかな」と思ったら読む本』(新井肇・著)
「気温の低い日が続いて…」と昨日も書きましたが,今日は“暖かい日”でした。このまま暖かい日が続くようで,数日前のような最低気温にはならない予報になっています。
暖冬かな…。
今,郵便局前のポストが“クリスマス(サンタ)仕様”になっています。
みなさんの地域の郵便局では,いかがですか。
投函した手紙をサンタが運んでくれるかな…。
少し前(2016年)の本である『「教師を辞めようかな」と思ったら読む本』(明治図書・刊)を読みました。
はじめにで
最近、新聞や雑誌で、「学校が危ない」「燃え尽きる教師たち」「先生が辞めていく」など、学校危機や教師の心の変調に関する記事が、以前にも増して目につくようになりました。実際、定年を待たずに辞めていく教師も少なくありません。しかし、教壇を去る無念さとともに、「むしろ、辞めることができてホッとしている」と、安堵の気持ちが語られることもあります。また、熱心に頑張っている現職の教師から、「自分の子どもに、教師という仕事を勧める気はない」と言われ、意外な思いにとらわれたこともあります。 教育が大きく揺れるなかで、若手も、中堅も、ベテランも、多くの教師が疲れ果てている。多くの教師たちが、自分の夢と現実との間にどのような違和感を抱いているのか、「辞めたい」と思うまでに追いつめられるのはどうしてなのか、そのような危機をどのようにして乗り越えていくことができるのか、について、教師自身の語り(事例)をもとに明らかにしていく。と述べています。 著者の出会った教師の事例をもとに,その「考察」を述べ,読者に“振り返り”を伝えています。 昨今の“ブラック”と言われる職,“働き方改革”に取り組む職という状況は,いくつかの「考察」は変わるのかもしれません。 それでも,「辞めようかな」と思った(迷った?)読者には,自分への言葉が見つかるかもしれません。 “思った先生”が本書を手に取るかどうか分かりませんが,本書を読む“余裕”が持てたらいいなあと思います。 きっと“笑顔”がみられるでしょう。
目次 はじめに―教壇を去る教師たち― 第1章 悩んでいるのはあなただけじゃない 第2章 教師はどんなときに「辞めたい」と思うのか 第3章 「辞めたい」状況から抜け出るには 第4章 「辞めたい」と思う状況になる前に おわりに