集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

小学生の学ぶ姿。

研究会1120。 青空が広がる晴れた日でしたが,強い風が吹き,冷たさを感じる日でした。  午後,愛知教育大学附属岡崎小学校第70回生活教育研究協議会に参加しました。  研究主題『豊かに生きる』の2年次の提案でした。  昨年から,研究内容の発表・提案や協議会の持ち方が以前とは変わり,3日間の発表・提案授業の公開となり,初日でした。  研究は「豊かさ」に着目し,本年度の研究は「非認知能力を高める学びを探る」をテーマに授業実践が行われていました。  資料で,「豊かさ」について,
 「豊かさ」とは,これからの時代を生きるために大切な資質・能力で溢れていることであると考える。生活において,解決しなければならない問題に出会ったとき,解決を求めて最後までやり抜く忍耐力や主体性などが必要となる。集団での生活場面では,協働的に取り組むことが求められるため,他者の価値観に対する共感性や協調性などが大切となる。また,社会に目を向けたとき,その一員としての責任感をもち,社会貢献について考えるようになる。そこでは,社会幸福を根本に,多様な人の気持ちや立場を理解し,俯瞰的な視野で物事を見たり,考えたりすることができ,自信をもってよりよい判断をすることが必要となる。このような資質・能力に溢れた子どもたちは,AI化やグローバル化が急速に進み,変動が激しく,予測が不可能な未来においても,自分の手で生活を切り拓いていこうとたくましく生きていくと考える。
と説明していました。  1年生のスピーチ提案授業を参観し,授業研究協議会に参加しました。  スピーチは,「おにぎり」が話題になっていました それぞれが“”に拘りながら発言をつなげ,その言葉や内容に「わーわー」と盛り上がります。  この「わーわー」が,さっと“静か”になります。次の子が話し始めたのです。  大きな声ではありませんが,きちんと聞いており,その話に聞き入ります。その子が話し終えると,また「わーわー」と…。  感心する子供達の姿です。  授業に入ると,その姿はパワーアップしました。  「ボッチャ」の得点合計をどのように出すのかについて,自分の考えを発表しているのですが,例にする“計算”は,個々のものからではなく,前の子の発言を受けて“同じ”ものにしているようでした。  「伝え合おう」とする1年生の姿でした。  授業研究協議会では,研究のこと,教科のこと,子供のことなど,多くの方の質問や発言で深まりと広がりのある話し合いが行われました。  子供達の学ぶ姿に学んだ研究協議会でした。ありがとうございました。 【関連】   ◇愛知教育大学附属岡崎小学校     ◇研究「総論」