集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「作手民謡」(つくで百話)

花1017。 ときおり雨の降る一日でした。

 昨日のハードディスクの“異常”は,ディスクチェックも進まない状態でした。読取り不良のようです。

 データの取り出しを繰り返して試みますが,このまま続けてもPC本体に悪影響がありそうで,取り出せなかったデータは諦めるのが最善のようです。

 残念

 『つくで百話』(1972・昭和47年 発行)の「怪奇物語」から紹介です。前々回から別項としたい内容です。

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    作手民謡 (阿部華影作詞)

○ 作手よいとこ一度はおいで蚊帳もつらずにうちわもつ

○ 岩に砕けて玉散る水の音も涼しきなるさ滝

○ 花か霞か霞か花か菅守学校の春景色

○ 清き流れの善夫の川にうぐい群がるさつき咲く

○ 嫁にやるなら田原へおやり一目百町歩の米の里

○ せせらぎ清き岩波川にあめにつられて日を暮らす

○ 獅子ケ森のえ(上)有明月の空をどびゆく雁のむれ

○ 四季の眺めはあの城山の松にかかれる円の影

○ 願い叶うて観音さまへお礼まいりは城山ヘ

○ 雲に聳える黒紫の槇は世界一甘泉寺

○ 霧がはれゆく亀山城趾昔ながらのほととぎす

○ タ陽まばゆき仁王門鐘がなります善福寺

○ 藤の雫や萩の露三河水源地巴山

○ 作手名物そりゃ味しめじ山芋椎茸あめの魚

○ 君よ来ませよ名勝もあつて浮世ばなれのこの作手

○ 月も守義琴音の松の風の便りに君を待つ

○ 汗で働らくその甲斐ありて踊る楽法寺月の庭

○ 作手ラインの善夫の川にもつれほぐれつとぶ螢

○ 濡れてうれしやあの岩かげに善夫ラインの水しぶき

○ 木和田山から煙が昇る恋しとのごの仕事場の

○ 黒瀬ながとろとろぶち八丁鴨やおしどり群れあそぶ

○ 今は無住の岩波寺の枝垂ざくらが人を呼ぶ

○ 踊りましょうぞや吉祥院の広いお庭のくぼむまで

○ 暑さ知らずの今滝不動滝の清水は甘露水

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注)これまでの記事は〈タグ「つくで百話」〉で

【おまけ】

  ◇作手村100年のメッセージYouTube