集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『#8月31日の夜に。』(NHK「ハートネットTV」・編)

銀杏1016。 予報は「曇り」でしたが,日中に日差しがあって「晴れ」になりました。  外は気持ちよさそうな日でしたが,来週の準備のために机から離れられませんでした。並行してハードディスクのファイル整理をPCにさせていたら,「異常」表示が表れしまいました。  古いデータも多いので,「もうすべて削除(フォーマット)」とも思いますが,勇気が出ず,一先ず退避させて,初期化(フォーマット?)とチェックを試みることにしました。  古い機種を使って整理しているので,時間がかかります。明日までかかるってことも…。  夏休みが終わる「明日から新学期の日」に,NHK#8月31日の夜に。という番組を放送しています。  ハッシュタグを付けてSNSへ投稿することを呼びかけ,その投稿を中心にした内容です。  番組をもとに編集された『#8月31日の夜に。(生きるのがつらい10代のあなたへ)』(毎日新聞出版・刊)です。   はじめにで,
最初から最後まで通して読むのではなく,好きなときに好きなページを開いて気になる言葉をほんの少しだけ感じ取る,(略) そんな読みかたをしてもらえるとうれしく思う。
とし,もくじも“ばらばら”に表記されていました。  学校に行けなかった女の子に,教師がしたことについて書いていました。
 あの時,あれをされて私が学校に行く気になると,誰かが思ったのだろうか。  もしかして私以外の全員が,あの出来事で私が「心を入れ替える」とどこかで期待したのだろうか。  それほどまでに,私のしていることは,「悪いこと」なのだろうか。  あの頃,私がもう少し自分の気持ちを言葉にして説明したり,うまく立ち回れる術を持っていたりしたら,少なくとも他人が勝手にべッドに入ってくることはなかったのだろうか。
 おそらく教師は「生徒のために」「良いこととして」行ったのでしょうが,“想像力は無かった行為”でした。その時には言えなかったことを,言葉・文にしていました。
 私は喜びを感じていました。彼らと自分がまたく異なる人間であることが。私は他者をからかったり攻撃するという手段を用いなくても,自分のことを肯定できます。徒党を組んで盛り上がることで,不安や漠然とした自己否定から逃げる必要もありません。なぜなら,情報を集めて地道に考えれば,それらの感情を手放せるからです。無知な彼らがかわいそうに感じました。  自分の中にある,この真っ黒な気持ちの名は「軽蔑」です。そして,この喜びに名前をつけるなら「優越感」でしょう。 (略)  そうしてあの夏の日,Jくんに感じたものが,軽蔑だったことを発見したのです。
 子供達が手にする図書になっているのか判断に迷いますが,悩んだり迷ったりしている学生・若者に目を通して欲しい一冊です。 【関連】   ◇#8月31日の夜に。NHK ハートネットTV)   ◇#8月31日の夜に hashtag on TwitterTwitter) 【おまけ】  子供にとって気の重い“8月31日”ですが,この夏,8月31日(土)の午後に,設楽町の住民が元気に集まったそうです。  「第2回 やってます!こんな住民活動 自慢大会」が開催され,発表する人,それを聞く人,“自慢”の時間だったようです。  元気の発信が,最終日を“次のスタート”にするのかもしれません。 【参考】   ◇第2回「やってます!こんな住民活動 自慢大会」を開催しました設楽町)   ◇設楽町 移住定住推進室Facebook