面談。『落語少年サダキチ(さん)』(田中啓文・作/朝倉世界一・画)
青空が広がり,暑い,暑い,あつい一日でした。
午前中,学校を訪問して校長先生のお話を伺いました。
一学期の活動,新しく始めたこと,工夫したこと,そして子供や職員のようす…
二学期のこと,これからのこと,新城教育のこれから…
魅力ある活動をされており,“楽しい”ことを考えてみえました。
愉しい時間を過ごさせていただきました。ありがとうございました。
表紙のゴテゴテした感じと落語少年に引かれ(魅かれ)て『落語少年サダキチ(さん)(福音館創作童話シリーズ)を読みました。
題名が「サダキチ(さん)」で,「何で敬称がカッコつきなのかな」と思いましたが,読み始めて,それが“第3巻”であり,シリーズ作品なのを知りました。
おもろいネタやればおもろくなるわけやない 老落語家との不思議な出会いから、落語にはまりつつある少年忠志。ライバルとの落語対決を終えひと息つく間もなく、今度は小学生漫才コンビ「カピバラ兄弟」との落語対漫才の大勝負。敗者を待つのは地獄の罰ゲーム! 選んだネタがうまくいかず、苦悩を抱えた忠志は、またまた江戸時代へタイムスリップ! 落語対漫才対決の行方は? そして、謎の女性「ペン子」とは? 爆笑と爽やかな感動を約束する、時をかける落語少年第三弾!おそらく,前作2巻を読んでいると分かる“楽しさ”があるのでしょうが,本書から“面白さ”は十分です。 児童書ですが,この面白さを子供だけに楽しませてはもったいないお噺です。 落語好きの主人公 忠志が,大ネタをかけようとしていく途中でタイムスリップ,そこで教えをもらうのが名人と言われた落語家 笑酔亭粋梅…。 そこで演じられた「子ほめ」が…。 すべてが“落語の世界”です。 タイムスリップを場面は,児童書ならではの記述(装丁?)に,ちょっとビックリしました。 忠志と取り巻く人々との掛け合い,語り,仕草を“頭に描いて”楽しめます。 後半に『地獄八景』が桂米朝師匠の名とともに出てきました。 この落語,「とにかく長い」演目です。初めてYouTubeで観る(聴く)と2時間ほどでした。 本書を読み終えて,改めて観て(聴いて)みたくなりました。 ※下にリンクを付けました。一度,いかがですか。
もくじ 「時をかける落語少年」誕生からこれまでのこと 子ほめ 1 落語家,漫才か 2 爆笑?「住吉駕籠」 3 タイムスリップ危機一髪 4 お好み焼き 5 「東西落語名人会」 6 「笑えば天国」 7 「子ほめ」 8 「地獄八景」 喧嘩長屋 9 忠太郎とペン子 10 江戸時代? サダキチも知らない落語の話(さん) 桂九雀【関連】 ◇いかふえ (@ikafue)(Twitter) ◇朝倉世界一 (@askura1)(Twitter) ◇桂九雀 (@katsurakujaku)(Twitter) ◇桂米朝 「地獄八景亡者戯」(YouTube)