『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』(志村史夫・著)
昨日に続いて晴れて暑い日でした。
南方洋上では熱帯低気圧が発達し,活発な雨雲が発生しているようです。そして,沖縄,九州と進んで台風3号(?)となる可能性もあります。
急に大雨となることもあるようです。気象情報に気を付け,明日の活動をしましょう。
久しぶりに BLUBACKS を読みました。
2001年に発刊された同名の書籍に加筆・修正した『いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?(ブルーバックス/講談社・刊)です。
「はじめに」に,次の記述がありました。
しかし,私は声を大にして申し上げたい。 こうした事態は「学校で教わる○○」が面白くなく,その結果,「○○は難しい」と多くの人に思わせてしまったのであり,「○○」そのもののせいではないのである。確かに,自分自身のことを振り返ってみても,学校で習った○○は,それが難しかったかどうかは別にして,大して面白くはなかったと思う。もちろん○○は「物理」なのですが,これを別の教科に変えても言えそうな気がしてしまいました。 いかがでしょう。
ほんとうは驚くほど面白い物理の話。難しくて退屈なのは、「学校物理」のせいだった! 理科コンプレックスがあっという間になくなる! 肉屋の肉はなぜ美味しそうに見える? 人工衛星はなぜ地球を周回できる? 朝日や夕日はなぜ赤い? カウンター・パンチはなぜ強烈? 圧力鍋はなぜ短時間で煮える? 紫外線が皮膚がんを起こすのはなぜ? 宇宙船内は無重力状態じゃなかった! ──すべての答えは「物理」が知っている! 身近な「なぜ?」から始まる、誰でも楽しめる「超」入門書。よく分かる,易しい,超入門書との評が目立ちますが,随所に E=h・f といった式を使って説明されます。「これ何だったっけ?」 必要な式なのですが,知識がついていってないようです。 一気に読み切るのは難しいかもしれませんが,一項目ずつ“その世界”に入り込んで楽しめます。 あなたも物理の面白さを味わってみませんか。
目次 はじめに 第1章 光 ―最も身近で最も謎に満ちた存在 第2章 電気はなぜ万能なのか ―なんでもできる電磁波の不思議 第3章 力とエネルギー ―万物は「運動」する 第4章 万物の「究極構造」を考える ―「見えない世界」の物理学 第5章 「時間」と「空間」を考え直す ―「絶対」から「相対」へ おわりに さくいん/巻末