集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『いやでも物理が面白くなる〈新版〉』(志村史夫・著)

花0626。 昨日に続いて晴れて暑い日でした。  南方洋上では熱帯低気圧が発達し,活発な雨雲が発生しているようです。そして,沖縄,九州と進んで台風3号(?)となる可能性もあります。  急に大雨となることもあるようです。気象情報に気を付け,明日の活動をしましょう。  久しぶりに BLUBACKS を読みました。  2001年に発刊された同名の書籍に加筆・修正した『いやでも物理が面白くなる〈新版〉 「止まれ」の信号はなぜ世界共通で赤なのか?ブルーバックス講談社・刊)です。  「はじめに」に,次の記述がありました。
 しかし,私は声を大にして申し上げたい。  こうした事態は「学校で教わる○○」が面白くなく,その結果,「○○は難しい」と多くの人に思わせてしまったのであり,「○○」そのもののせいではないのである。確かに,自分自身のことを振り返ってみても,学校で習った○○は,それが難しかったかどうかは別にして,大して面白くはなかったと思う。
 もちろん○○は「物理」なのですが,これを別の教科に変えても言えそうな気がしてしまいました。  いかがでしょう。
 ほんとうは驚くほど面白い物理の話。難しくて退屈なのは、「学校物理」のせいだった!  理科コンプレックスがあっという間になくなる!  肉屋の肉はなぜ美味しそうに見える?  人工衛星はなぜ地球を周回できる?  朝日や夕日はなぜ赤い?  カウンター・パンチはなぜ強烈?  圧力鍋はなぜ短時間で煮える?  紫外線が皮膚がんを起こすのはなぜ?  宇宙船内は無重力状態じゃなかった! ──すべての答えは「物理」が知っている!  身近な「なぜ?」から始まる、誰でも楽しめる「超」入門書。
 よく分かる,易しい,超入門書との評が目立ちますが,随所に E=h・f といった式を使って説明されます。「これ何だったっけ?」 必要な式なのですが,知識がついていってないようです。  一気に読み切るのは難しいかもしれませんが,一項目ずつ“その世界”に入り込んで楽しめます。  あなたも物理の面白さを味わってみませんか。
    目次 はじめに 第1章 光 ―最も身近で最も謎に満ちた存在 第2章 電気はなぜ万能なのか ―なんでもできる電磁波の不思議 第3章 力とエネルギー ―万物は「運動」する 第4章 万物の「究極構造」を考える ―「見えない世界」の物理学 第5章 「時間」と「空間」を考え直す ―「絶対」から「相対」へ おわりに さくいん/巻末