八十八夜。「職人心得30箇条」
10連休も後半に入りました。天気の良い日になり,気温が上がりました。
夕食に,コゴミの胡麻和えがありました。
若芽の勢いをいただき,元気をもらえます。自然の恵みに感謝!
今日は立春から数えて88日目,雑節の一つ「八十八夜」です。八十八夜は,春から夏に移る節目の日,夏への準備をする日で,縁起のよい日とされてきました。
この頃になると,霜もなく安定した気候となって,茶摘みや苗代の籾まきなど,農作業の目安にしてきました。
最近では,暦から農作業を始めることもなくなっているかもしれませんが,日本の風土にあった“目安”だと思います。
暦から季節を感じ,自分の体の感覚を磨くことも大切だと思います。
また,「八十八夜にお茶を飲むと長生きする」と言われています。まだ新茶は無理かもしれませんが,ちょっと“よいお茶”を飲んで,体の喜ぶことを感じてみてはいかがでしょう。
「職人心得30箇条」を聞いたことがありますか。
横浜市にある手作り家具メーカー「秋山木工」が掲げている心得です。
秋山木工で修業するのは8年間です。最初の4年は研修期間,そこから腕を磨く期間が4年,その修行を終えて,はじめて一人前の家具職人として認められるのだそうです。
社長の秋山利輝氏は,一流の職人に大切なのは「技術力と共に人間性を磨くこと」を持論とし,挨拶,礼儀,相手を思いやる気持ちなどを修行中の共同生活で徹底的に鍛えます。
「職人を育てる」ために秋山木工が取り組んでいることは,どの職業・職場にも共通することではないかと思います。
「職人心得30箇条」 1.挨拶のできた人から現場に行かせてもらえます。 2.連絡・報告・相談のできる人から現場に行かせてもらえます。 3.明るい人から現場に行かせてもらえます。 4.周りをイライラさせない人から現場に行かせてもらえます。 5.人の言う事を正確に聞ける人から現場に行かせてもらえます。 6.愛想よく出来る人から現場に行かせてもらえます。 7.責任を持てる人から現場に行かせてもらえます。 8.返事をきっちり出来る人から現場に行かせてもらえます。 9.思いやりがある人から現場に行かせてもらえます。 10.おせっかいな人から現場に行かせてもらえます。 11.しつこい人から現場に行かせてもらえます。 12.時間を気に出来る人から現場に行かせてもらえます。 13.道具の整備がいつもされてる人から現場に行かせてもらえます。 14.掃除,片付けの上手な人から現場に行かせてもらえます。 15.今の自分の立場が明確な人から現場に行かせてもらえます。 16.前向きに事を考えられる人から現場に行かせてもらえます。 17.感謝のできる人から現場に行かせてもらえます。 18.身だしなみのできている人から現場に行かせてもらえます。 19.お手伝いのできる人から現場に行かせてもらえます。 20.道具を上手に使える人から現場に行かせてもらえます。 21.自己紹介のできる人から現場に行かせてもらえます。 22.自慢のできる人から現場に行かせてもらえます。 23.意見が言える人から現場に行かせてもらえます。 24.お手紙をこまめに出せる人から現場に行かせてもらえます。 25.トイレ掃除ができる人から現場に行かせてもらえます。 26.電話を上手にかけられる人から現場に行かせてもらえます。 27.食べるのが早い人から現場に行かせてもらえます。 28.お金を大事に使える人から現場に行かせてもらえます。 29.そろばんのできる人から現場に行かせてもらえます。 30.レポートがわかりやすい人から現場に行かせてもらえます。あなたは,「いくつ“できること”」がありましたか。 30の心得から,“人を育てるヒント”が得られそうです。 いかがですか。 【関連】 ◇有限会社 秋山木工