集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『日本国紀』(百田尚樹・著)

花0327。 「もう暖房はいらない。」とは思うのですが,当地の早朝や夜は気温も低く,暖房が恋しくなります。服装選びに悩む気候です。  今日も朝夕と日中との気温差の大きな日でした。  午後,「近くまで来たので…。」と来客がありました。いろいろなことをお聞きし,話をしました。  以前に「○○について…」と相談したことの続きは,ちょっと“熱く”語ってしまいました。反省  地域や市域の人々が“元気になる”ように活動する人達が“元気でいられる”といいなあと思います。  そのための“策”をお願いしました。  訪問,ありがとうございました。  昨年発刊され話題になっている『日本国紀』(幻冬舎・刊)です。
私たちは何者なのか――。 神話とともに誕生し、万世一系天皇を中心に、独自の発展を遂げてきた、私たちの国・日本。 本書は、2000年以上にわたる国民の歴史と激動にみちた国家の変遷を「一本の線」でつないだ、壮大なる叙事詩である! 当代一のストーリーテラーが、平成最後の年に送り出す、日本通史の決定版!
 そのボリュームと「そうなんだ」「そうなのか」と立ち止まることで,読み進むのに時間がかかりました。  朝刊で「教科書検定」が大きく取り上げられ,初めての小学校英語のこととともに,社会科の“領土”の扱いが話題になっていました。  「歴史」は,出来事や事件,その背景について,“いろいろな立場”からの解釈があります。「」「」というだけでなく,実に多様です。  この本も,著者の百田氏への“対応”も含め,その“評”は,実に多彩です。  「日本通史と言えるか」との評もあるようですが,“初めて知ること”も含め,とても面白く,楽しく,読みました。  本書に,
 最近,歴史教科書では,「元寇」や「蒙古襲来」という呼称は,モンゴルや中国に対する侮辱的な言葉であるから使わないという流れになっているという。笑止千万である。歴史用語を現代感覚で言い換えたり,使用禁止にしたりする行為は,歴史に対する冒瀆である。
という記述がありました。指摘される「言い換え」について,現代の風潮を残念に思っています。  「誤ったことは正さないといけない」というのは正論ですが,それが無批判に“正しい”ことになり過ぎているように感じています。  NHK大河ドラマで“タバコを吸っている”ことを問題視する声なども,描かれている時代を“無かったこと”にしようということであり,それは違うと思います。  それぞれ各章に,これまでの知識を補ったり,対立したり,不満だったりする内容があり,それを楽しみながら,ゆっくり読みたい一冊です。  気になっているけど,まだ読んでないという方は,ぜひどうぞ。
   目次 序にかえて 第一章 古代〜大和政権誕生 第二章 飛鳥時代平城京 第三章 平安時代 第四章 鎌倉幕府応仁の乱 第五章 戦国時代 第六章 江戸時代 第七章 幕末〜明治維新 第八章 明治の夜明け 第九章 世界に打って出る日本 第十章 大正から昭和へ 第十一章 大東亜戦争 第十二章 敗戦と占領 第十三章 日本の復興 終章 平成 編集の言葉 謝辞
【関連】   ◇百田尚樹 @hyakutanaokiTwitter)   ◇日本国紀Wikipedia)   ◇Google 検索 ニュース 「教科書検定