仕事始め。『日本の大和言葉を美しく話す』(高橋こうじ・著)
年末年始の休みが終わり,「今日が仕事始め」という方も多いのではないでしょうか。
その一方で,「1日出勤してまた休みより,そのまま休日。」と,6日まで休業という企業もありますし,“有給休暇推奨日”として休みを取らせている事業所も多いようです。
もちろん,「年末年始は“書き入れ時”で休みは取れない」という方も多いわけで,おかげで買い物や行楽ができるのです。
みなさん,今日は勤めに出ましたか。
“以前の本”ですが,最近も平積みになって関連本と並んでいることがあります。
それは,『日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現』(東邦出版・刊)です。
新装版もありました。
◇『新装版 日本の大和言葉を美しく話す―こころが通じる和の表現―』(東邦出版・刊)
帯には,
日本には 漢語と外来語,そして 生粋の日本語 「大和言葉」 大きくわけて この三つがあります。 日本人自身が育んできた 知的で優雅な余韻を残す言葉づかいを 身につけてみませんか?とありました。 「生粋の」「知的」「優雅」… 言葉を味わい,生活を愉しむ,そうした“豊かさ”のヒントが見つかりそうな気がします。 言葉は文化です。 言葉を発する者と,それを受ける者が,“同じ理解”のもとに「文化」となるのだと考えています。 幼い頃,「“ごい”を磨きなさい。」と言われ,何のことか分かりませんでした。 若いとき,「“語彙”が貧しいなあ。」と言われて,恥ずかしく思いました。 「感動した」は便利ですが,
ぐっと来た感じなら,「胸に迫る」 ずしんと来たなら,「胸を打つ」 じわじわ来たなら,「胸に染みる」など,いろいろな言い回しを使い分けていたら…。 日々の感覚が変わってくると思います。 漢語や外来語,そして大和言葉を語彙として身につけたいと思います。 新しい年,これまでより多く「大和言葉」を使ってみませんか。
目 次 語らい/もてなし/手紙/言挙げ(ことあげ)/言伝(ことづて)/恋/交じらい/装い/住まい/味わい/眺め/学び/遊び/そぞろ歩き/あめつち/生きもの/性(さが)/思い/つとめ/時/魂【おまけ】 正月に見つけた“謎の人気動画”です。「カタカナ英語」でも十分コミュニケーションがとれそうですが…。マズイかな。 この動画,知ってましたか。