集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

家族の日。学校と地域と。

花1118。 「雨が降り出し…」との予報でしたが,日中は時折日差しのある曇りでした。ちょっと得した気のする日でした。  11月第3日曜日は,「家族の日」です。  内閣府が,2007年度から少子化対策の一環として実施しています。あわせて前後の一週間(家族の日の前の日曜から次の土曜まで)を「家族の週間」とし,「家族・地域のきずなを再生する国民運動」を実施しています。  本年度の「家族の日」は今日(11月18日・日),「家族の週間」は11月11日(日)から24日(土)までです。  また,毎月第3日曜日は「家庭の日」です。「家族みんなが顔をそろえ,子供達の健やかな成長を願う日として呼びかけられています。  「家族の日・週間」「家庭の日」,ご存知でしたか。何か“意識して”行動されたことがありますか。  先日(11/13)の学校における働き方改革特別部会で,「新しい時代の教育に向けた持続可能な学校指導・運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について(答申骨子案)」という長〜い名前の資料が提示され,論議されたようです。  それによると,勤務時間管理や労働安全衛生管理の徹底をはじめ,学校及び教師が担う業務についての項目がありました。  “適正化”に向けて論議が深まり,方策がまとまり,施策となっていくことでしょう。  そうした動きは,「働き方改革」という言葉とともに,各所で“動き”が起きているようです。  先日,SNSで次の話が伝わってきました。
・学校の働き方改革の結果。学校ボランティアとしてスタートした○○の会場が使えなくなりました。  そして,学校行事で行ってきた○○が無しになりました。○○を通して親しくなった教員も,生徒に○○させていただいた感動も,無くなりす。(ボランティアの)○○の活動は続かないかもしれません。
 学校からの説明に“働き方改革”と言われたかどうかは分かりませんが,ボランティアの方々には,そのように伝わっています。  「今までの活動が無にされた」との思いが強くわきあがってくるようです。  教職員の長時間労働も過重な負担の“改善”が必要なことは言うまでもありません。  その影響が子供や授業,教育活動に及んではいけません。そのために,業務や教育活動に軽重をつけ見直しを行っていると思います。  その時,容易なのは「“軽いもの”を止める」ことです。  先の○○は,その学校にとって“軽いもの”だったのかもしれません。  でも…。  見直しを進めるとき,現状の取り組みを「継続するか」「中止するか」といった選択によることが多いですが,それは不十分なことが目立ちます。  継続となったものが“今までのように”続いてしまい,改善には至らないのです。  継続か中止かではなく,「大切にするのは何か」と本質について議論し,「それを行うにはどうするか」と検討することが改革につながるものと考えています。  「働き方改革」の検討や論議が,学校だけに留まっているように見受けられます。  「開かれた学校」は地域のみなさんが学校を訪問することだけでなく,学校が地域に働きかけることも大切です。  「学校の働き方改革」に,地域が関わっていくことは無用なのでしょうか。 【関連】   ◇学校における働き方改革特別部会(第19回) 配付資料文部科学省