集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

作業。「わんかせぶち」《作手村のむかし 18》

虫0708。 西日本を中心とした「記録的な大雨」は,大きな被害を出し,今も多くの方々が苦しんでみえます。  天候の回復と復旧が早く進むことを祈るばかりです。  当地では,朝は雨模様でしたが,降ったのはわずかで曇り空から晴れになり,5日ぶりに日差しがありました。  午前中,地区の神社の掃除祇園の祭りがあり,氏子が出て行いました。  小さな田舎の神社ですが,境内の伸びた草を刈り,落ち葉を片づけ,社殿の掃除をし,綺麗になりました。  それに続く祇園は,由来を正しく承知しませんが,八坂神社ではなく津島神社の系譜によるものではないかと思います。  「疫病や災害が起こるのは,疫病神の怒りによる」とされ,それを鎮めるための祭りで,梅雨が明け暑くなる時期に行われます。  地域・地区の安寧を願いました。そして,今日は,大雨の被災地の方々を思い,早い復旧を祈りました。  文集「こうやまき」(1970年・刊)から,「作手村のむかし」の一話です。 ********    『わんかせぶち』 (文・協和小4年 女子)  見代のたきばたという所を流れている巴川に,わんかせぶちというふちがあります。まっ青にすんだ深いふちです。  むかしむかしの話です。見代の部落にあまりくらしの楽でない人が住んでいました。おこうしん様をまつったり,おねんきをしたりしても,おきゃく様に出すおぜんやおわんがありません。その人はたいへんこまっていましたが,ある時,このふちに行って,おぜんのかずとおわんのかずを言って,どうかかしてくださいとたのみますと,おぜんとおわんが,言ったかずだけうかび上がってきました。それからは,ほかの人たちも,何かあるとそのふちへ行っておぜんやおわんをかり,すめばお礼を言って返しました。  ところが,中に心がけのよくない人がいて,かりたおわんを全部すまさないで,こっそり自分のものにしたのです。それからは,部落の人がいくらお願いに行ってもおぜんもおわんも,一つもかしてもらえないようになりました。  そこは,今でもまっ青にすんだ,深い深いふちです。そして,その名は今も,わんかせぶちと言います。 ******** 【おまけ 1】  災害で思うのは,「情報」のあり方。  最近では,被害状況や救助要請にSNSが活躍します。しかし,それに応えられる“情報”は少ないようです。  テレビなどでは,「同じ場所」で別々の情報番組が「変えた情報」を流しているだけです。被災者は見られる状況ではないでしょうが,必要な情報は違います。  震災のときにも思いましたが,「安否情報」だけを避難所回って流し続ける報道も必要な方がいると思います。  被害,対応,安否,救援,ボランティア…と,マスコミが「情報」を分担して流すような対応をしてほしいと思います。災害発生時には“視聴率”や“スクープ”を離れても…。
  ブルゾンちえみ @buruzon333   15:40 - 2018年7月8日 災害に関して情報がありすぎて 何が最優先で、 どんな行動をすべきなのか わからん! そういうのをひとつにまとめあげて、 ここの情報を見れば 最新の、最有力情報って機関を つくってくれーい! って感じ! そして被害受けてない人が、 何するべきなんかも まとめあげといてほしいわ!!
おまけ 2】  片岡市長の言う「プッシュ型支援」が,これから重要でしょうし,それが“伝わる”ような「プッシュ型」の情報発信が日常,通常であってほしいものです。   ◇「有能だ!」 大雨に見舞われた西日本、市長の対応に称賛の声(grape [グレイプ]) 【おまけ 3】  ネットから支援募金   ※Tポイントで1ptから寄付できます(期間固定Tポイントもご利用いただけます)   ▼平成30年7月大雨被害緊急災害支援募金Yahoo!基金)   ▼大雨洪水緊急支援(A-PADジャパン)   ▼被害の大きい広島・岡山で活動を開始(ピースウィンズ・ジャパン)   ◆平成30年大阪府北部を震源とする地震緊急支援募金Yahoo!基金