集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『先生,イノベーションって何ですか?』(伊丹敬之・著)

花0416。 晴れの日になりました。風が強く吹くことがありましたが,気持ちのよい“”が感じられました。  今日,学校運営協議会に一緒に携わっている方と,「地域のこれから…」「これからの教育は…」「今年の協議会を…」「つくで交流館が…」など,いろいろな話をしました。  課題が多いですが,次への一手のみえた事柄もありました。  その後,校長先生と情報交換をしました。  年度初めの動きを含め,「平成30年度は…」と話をお聞きできました。  つくで交流館と新校舎の活動が2年目となり,それぞれ“新しい動き”が始まっています。ゆっくりと,少しずつ,“かたち”になっていくのが楽しみです。  関係のみなさん,地域のみなさん,よろしくお願いします。  今日,いろいろな方と話をして,前に読んだ本を思い出しました。  『先生、イノベーションって何ですか?』(PHP・刊)です。  著者の伊丹氏は,現在,国際大学(IUJ)の学長をされています。  「イノベーション」,よく聞く言葉だけど…。使うこともあるけど…。でもよく知らない。  知ったかぶりをしているわけでなく,分かったつもりで言葉を使い,それで困っていないのです。  本書は,「私たち、“リノベーション”のことならわかるんですけど…」とのたまう強敵女子,四條紘子,出口幸,新津光希,叶みらい,井伊智恵の5人組が,伊丹先生を相手に行われた勉強会の紙上ライブです。  各項の話題について,具体的な「もの」や「場(状況)」を例にしながら説明や会話が進みます。  そのなかで,伊丹先生が「こう言えばわかるのか。」と気づきと,女性軍が「なるほど,そういうことなのね。」と理解が深まり,“イノベーション”の本質に迫って(?)いきます。
・だけど,錯覚が本当のニーズか,というのはむつかしい問題だね。整理グッズの場合を考えてみれば,整理するというのは本当のニーズだけど,提供された製品を怠惰な人間が使っても,そのニーズにまで届かないところで終わっちゃうんでしょうね。 ・(伊丹のひとり言)イノベーションは,それを興そうという人と,それを受け入れる社会,その両方がもっている文化という岩盤に,大きく影響されるものです。 ・どうも世界の歴史を見てみると,ストップが頻繁にかかっているようには思えないし,ストップをかけようとしても成功していないようだね。やはり,進歩を目指す試みを認めようという基本スタンスを多くの人がもってきたように思う。だからこそ人類の進歩があった,と思えます。 ・(伊丹のひとり言)イノベーションには,動機型イノベーションと圧力型イノベーションがあります。圧力型イノベーションのほうが,インパクトがより強力になるように思います。/動機型イノベーションは「あったらいいな」イノベーション,圧力型イノベーションは「ないと困る」イノベーション,とでも言えるでしょう。(略)圧力型のほうが「助かった」と思えるインパクトが強いようです。
 普通の人(?)がイノベーションを興すことは難しいようですが,それに係ることはできますし,力になれます。  伊丹先生が,パスツールの言葉を紹介しています。
「準備のある心の持ち主にのみ,幸運の女神は微笑む」
 ここから,ユーザーイノベーションに参加していくのです。
 じゃあ,どんな人に助けの手が出てきやすいか。協力者が現れやすいか。二つの条件が一般にはあるように思います。  一つは,大きな地図をもっている人,その地図の中でどこへ行きたいかを明確に示せる人。(略)  二つ目の条件は,さっきから問題にしている,感情面での豊かさでしょうね。あの人と一緒に何かをやりたい,と感情的に思える人には人はついていく。(略)
 さて,今年は,どんなイノベーションに出合えるかな。  どんなイノベーションが起こせるかな。 追記  久しぶりに「詐欺メール」が届きました。すでに,Googleメールが「迷惑メール」に分類していました。  URLを載せ,そこでIDやパスワードを変更するように求める内容でした。  文面は,自分に該当することが書かれており,「そうか,早く対応しなければ…」と思わされます。  でも作りが雑で,発信アドレス<***@lagoon.ocn.ne.jp>やURLが変でした。  対象のサイトは,OCNを使っていません。もっと“それらしい”ものにしていそうなのに…。  今回は気づきましたが,次は大丈夫とは限りません。注意してメールを扱いたいと思います。  みなさん,お気をつけください