集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ざんねんないきもの事典』(今泉忠明・監修/下間文恵 他・絵)

鎧0331。 晴れの日が続いています。今日も天気がよく日差しがあり,この時期としては十分に暖かい日だったのですが,風を冷たく感じて“寒い日”でした。  寒暖計では測れない“寒暖の感じ”です。  明日から新年度,どんな始まりになるかな。  昨日は金曜日,“プレミアムフライデー”でした。年度末でしたが,早めの帰宅ができたでしょうか。  そして,明日4月1日は,“エイプリルフール”です。生活のなかでは「嘘をついてはいけない。」と多くは聞かれないと思います。ネットでは企業のホームページなど「この日だけのページ」が見られます。その“遊び心”に楽しくなります。  今年は日曜日ですが、”遊び”は見られるでしょうか。  その遊びは,“働き方改革”に合わない…。  出版された当初は,「ちょっと話題」だったと記憶していますが,時間がたってベストセラーとなり,今も話題になっている『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』(高橋書店・刊)を読んだことがありますか。  このシリーズを,現職の時,校長室に並べていました。校長室を訪れる“目ざとい子”が,「これ面白い!」と喜ぶ程度でした。  第1章の最後に「地球で生き残るコツ」が述べられています。
 かつて,地球の王者は,巨大な恐竜でした。  しかし今,恐竜は1匹もいません。  とつぜん落ちてきた石のせいで,地球が寒くなってしまったからです。  食べ物がへり,おなかをすかせた恐竜たちは,寒さにこごえてほろんでしまいました。 (略)  生き残れるかどうかは,もはや運しだいなのです。  この本に登場するのは,ものすごく不便そうな体や,なんだか大変そうな生き方,意味のなさそうな能力など,はたから見れば「ざんねん」な感じがする生き物たち。  どうしたかれらが「ざんねん」になってしまったのか,どんな運のよさのおかげで生き残ってこれたのか…。  そんなことを考えてみるのも,おもしろいですよ。
 タイトルにある「ざんねん」は,言葉のまま“残念”でなくてもよさそうです。  そうして第2章から登場する“生き物”を見ていくと,「なるほど」「そうなのか」と感心し驚きながら楽しめます。  その多くは,子供達にとって「はじめて知る生き物」でしょうが,「かつては生活の中で見たこと」という“こと”も少なくありません。  ザリガニ,オオヨシキリ,カゲロウ,ミノムシ,キツツキ,タガメ,カマキリ,ムササビ,クモ…  日常から消えてしまっている「ざんねん」に強く残念を感じました。  生き物について,見開きで「タイトル」「説明」「プロフィール」があり,イラストが描かれています。  どのページ(生き物)からでも楽しめます。 【関連・エイプリルフール】  カリフォルニアのバイオラ大学のマシュー・ウェザース教授は,毎年エイプリルフールに「特別授業」を行うことで有名です。  これまでのようすもYouTubeで公開されています。  今年は,どうでしょう。   ◇Matthew WeathersYouTube) 【論考・新しく先生になる人へ】   ◇4月から学校の先生になるみなさんへ(その1:つぶされないために)(妹尾昌俊)(2017.03.31 Yahoo!ニュース)