『ふつうに学校にいくふつうの日』(コリン・マクノートン・文/きたむらさとし・絵/柴田元幸・訳)
朝から青空の綺麗な日ですが,強い冷たい風が吹き続きました。
天気予報では,「今日は全国的に気温が昨日よりも低,く真冬の寒さになりそうです。」と伝えていた通りに,当地でも,会う方がみな「寒い」「冷たい」と口にされた低温の一日でした。
今日は絵本です。
『ふつうに学校にいくふつうの日』(小峰書店・刊/世界の絵本コレクション)は,“ふつう”を繰り返しながら,“ふつう”に始まります。
◇iPad Pro ? What’s a computer ? Apple(YouTube)
ふつうに学校にいくふつうの日, ふつうの男の子はふつうの夢からさめて, ふつうのベッドからでて, ふつうのおしっこをして, ふつうに顔をあらって,ふつうの服をきて, (略) ふつうの学校にでかけました。「でも,“ふつう”って何だろう?」 教室に登場した“新しい先生”ミスター・ギーは,子供達を「ふつうではない」ところへ導きました。
ふつうの男の子はかきはじめました。 知らないことばがつぎつぎとうかんできて, なんの話か自分でもよくわからないまま, どんどんかきつづけます。 せいいっぱい速くかいても, ぜったいまにあいそうにありません。 ーーとにかく,いいたいことが多すぎるのです。 まるで,頭のなかでダムがこわれて,ことばが洪水になって 出てくるみたいで…。ポーリン・クローフォードやビリー・ピアソンのような子もいたけど,“ふつう”ではない最高の授業になりました。 ミスター・ギーがしたことは… 小学校低学年で読める絵本ですが,大人の人にも楽しめる一冊です。 そして,“先生”にお薦めしたい一冊です。ミスター・ギーの考えたことは,あなたの考えのなかにありますか。 【今日の小咄】 ノートの最初のページを使わずに,2ページ目から書き始める人が多いことに気づいた友人が,「最初から1ページ目のないノートを売り出せば,紙の節約になるのに。」とつぶやいた。 【おまけ】 「もしもSiriが1980年代にあったら…」 現代では,AppleのCMで「What's a computer?」と言わせているように,コンピュータやインターネットは“生活の一部”になっている状況です。 そうした環境で生まれ育っている若者には,「これ何?」の話でしょう。 1980年代はMS-DOSコンピューターでした。その当時にSiriが開発され,使ったら…。 機種構成からインストール,起動… 当時を知る方には「そうだった」「これでも凄かった」など,笑いが止まらないかも…