集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ふつうに学校にいくふつうの日』(コリン・マクノートン・文/きたむらさとし・絵/柴田元幸・訳)

福寿草0218。 朝から青空の綺麗な日ですが,強い冷たい風が吹き続きました。  天気予報では,「今日は全国的に気温が昨日よりも低,く真冬の寒さになりそうです。」と伝えていた通りに,当地でも,会う方がみな「寒い」「冷たい」と口にされた低温の一日でした。  今日は絵本です。  『ふつうに学校にいくふつうの日』(小峰書店・刊/世界の絵本コレクション)は,“ふつう”を繰り返しながら,“ふつう”に始まります。
ふつうに学校にいくふつうの日, ふつうの男の子はふつうの夢からさめて, ふつうのベッドからでて, ふつうのおしっこをして, ふつうに顔をあらって,ふつうの服をきて, (略) ふつうの学校にでかけました。
 「でも,“ふつう”って何だろう?」  教室に登場した“新しい先生”ミスター・ギーは,子供達を「ふつうではない」ところへ導きました。
ふつうの男の子はかきはじめました。 知らないことばがつぎつぎとうかんできて, なんの話か自分でもよくわからないまま, どんどんかきつづけます。 せいいっぱい速くかいても, ぜったいまにあいそうにありません。 ーーとにかく,いいたいことが多すぎるのです。 まるで,頭のなかでダムがこわれて,ことばが洪水になって 出てくるみたいで…。
 ポーリン・クローフォードやビリー・ピアソンのような子もいたけど,“ふつう”ではない最高の授業になりました。  ミスター・ギーがしたことは…  小学校低学年で読める絵本ですが,大人の人にも楽しめる一冊です。  そして,“先生”にお薦めしたい一冊です。ミスター・ギーの考えたことは,あなたの考えのなかにありますか。 【今日の小咄】  ノートの最初のページを使わずに,2ページ目から書き始める人が多いことに気づいた友人が,「最初から1ページ目のないノートを売り出せば,紙の節約になるのに。」とつぶやいた。 【おまけ】  「もしもSiriが1980年代にあったら…」  現代では,AppleのCMで「What's a computer?」と言わせているように,コンピュータやインターネットは“生活の一部”になっている状況です。  そうした環境で生まれ育っている若者には,「これ何?」の話でしょう。  1980年代はMS-DOSコンピューターでした。その当時にSiriが開発され,使ったら…。  機種構成からインストール,起動…  当時を知る方には「そうだった」「これでも凄かった」など,笑いが止まらないかも…
  ◇iPad Pro ? What’s a computer ? AppleYouTube