集団「Emication」別館

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『ヨーコさんの“言葉” わけがわからん』(佐野洋子・文/北村裕花・絵)

花0212。 「再び寒気が…。積雪が…。」と予報されており,朝,心配して外を見ました。  白くはなっていますが,わずかでした。  気温が低く細かな雪で,強い風が吹き飛ばしたようです。  日中も,雪が舞ったり日がさしたりした寒い一日でした。  表紙に小さなチョウに向かっていく猫が大きく描かれた『ヨーコさんの“言葉” わけがわからん』(講談社・刊)です。  ネコを「可愛い」と言う方が多いですが,どうも苦手です。写真や絵も避けてしまいます。本書の表紙だけでなく,中にも何回か出てきますが,あまり気にせず読んでしまいました。  『100万回生きたねこ』の佐野さんのエッセイを北村さんの絵で絵本にした“大人のための絵本”です。
 大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第3弾刊行!   300万部突破,大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者,佐野洋子さんによるエッセイは,痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも,オールカラーで収録。
 シリーズになっているようで,本書が第3弾とのことでした。  「ヨーコさんの言葉」に笑わされ,考えさせられ,また笑ったり…  ヨーコさんと楽しく。ご一緒に! 読書メモ
「その3 カラオケセットと井戸端会議」 〇定年になった男が 女にうとましがられるのは,言葉を失うからである。  男も下らない世間話でも,家庭の事情でも心を割ってお話しした方がよいのではないか。  他者との関係をもっと地をさらけ出して恥を捨てて言葉によって持った方がよいと,私は思うのよ。  ジイサンバアサンになってから人生の三分の一があるかも知れないのである。  だから下らない無駄話が出来る男は貴重である。 「その4 お月さま」 〇山道を車で走っている時 月を見ると,  昔のお姫様が月を見て 男を待っている事を想像する。  唐土で。日本の月を恋しがる男の孤独を考える。  十二歳くらいの子守女が,冬の月を指さしているひび割れた手を切なく思ったりして,  月は限りなく過去に私を連れてゆく。  あれは見るものである。全ての人類が月を見てあれこれ思いにふけったり,ただボーっとしていたのだ。 「その8 わけがわからん」 〇五十過ぎて仲良くなった夫婦は,けろうがたたこうが,びくともしなくなる。  愛という日本語にしてなじみにくいことばを超えるのである。  幾分かの憎しみを含んでも,その憎しみこそが,情を強くする。  実にわけがわからん。夫婦はわけがわからんのが いいのである。 「その9 二〇〇八年冬」 〇死ぬとわかるのは,自由の獲得と同じだと思う。  (略)  でも思う。私は死ぬのは平気だけど,親しい好きな友達には絶対に死んで欲しくない。  死の意味は 自分の死ではなく 他人の死なのだ。  人はいい気なものだ。  思い出すと恥ずかしくて 生きてもいられない 失敗の固まりのような私でも  「私の一生は いい人生だった」と思える。
   もくじ その1 神の手 その2 言葉 その3 カラオケセットと井戸端会議  その4 お月さま その5 うるさいわね その6 私はどちらも選べなかった その7 真二つの結婚 その8 わけがわからん その9 二〇〇八年冬
【関連】   ◇ヨーコさんの“言葉”NHK)   ◇Yuka Kitamura Illustration