集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ハリネズミの願い』(トーン・テヘレン・著)

花1211。 ニュースや天気予報が,「強い寒波が…」「荒れた天気に…」と伝えており,朝の寒さを覚悟していました。  ところが,今朝は“暖かく”,日中も“気温が上がり”ました。(最近の天候では…という比較のなかでのことではありますが。)  夕方から小雨が降り始めました。これが雪に変わっていくのかも。  さて,明日は,どんな天候かな。  秋のおわりが近づいてきたある日,ハリネズミが手紙を書きました。
親愛なるどうぶつたちへ ぼくの家にあそびに来るよう、 キミたちみんなを招待します。 でも、だれも来なくてもだいじょうぶです。
 この手紙から始まる物語『ハリネズミの願い』(新潮社・刊)です。  「招待の手紙」を書きましたが,今まで誰も訪ねてくる友達のいなかったハリネズミは,「もしも○○が訪ねて来たら…」と想像して,“お・も・て・な・し”を考えます。
もしも,クマが来たら… もしも,ヒキガエルが来たら… もしも,ゾウが来たら… …
 ハリネズミの想像に驚かされ,いかにもありそうで,そして思わず笑ってしまいます。  その想像が,読み手を包み込んできます。  たくさんの友達を家に招待したいハリネズミは…。  ハリネズミの想像(妄想)から,次に…。最後に…。  “妄想”しながら,ハリネズミの行動(これも妄想?)を楽しみましょう。  ちょっと抜き書き
 リスだけがちがう内容の手紙を書いていた。「とっても楽しかったね。ハリネズミ」そしてその下には「また会おうね!」と。  ハリネズミはぎゅって深いためいきをついた。また会おうね……それはハリネズミの知るもっともしてきな言葉だった。  それからハリネズミは眠りに落ち,冬じゅう眠りつづけた。
【今日の小咄】  家の前で遊んでいた5歳のマイクが,家に駆け込んできて言いました。 「ママ! 今,家の前を身長が3メートルもある男の人が歩いて行ったよ!!」  それに答えて,母親が言いました。 「マイク。3メートルの身長の人なんていません。物事を大げさに 言っちゃいけないと,ママは100万回も注意してるでしょ!」