集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

作文「近ごろかわったこと (1)」(1984年9月)

蝶1014。 予報のとおりに“雨の一日”でした。とはいえ,雨は小降りで,傘なしでも屋外で活動ができる天候でした。  午前中,地区の保全会の作業が予定されていましたが,小雨とはいえ「濡れて風邪をひいては大変」と,今日の作業は中止になりました。  秋の土・日は何かと忙しく,今年は選挙も入ってきて,“次の作業日”はかなり先になりそうです。  ちょっと困った秋の日でした。  昨日の記事で紹介した『初めて「ちかごろかわったこと」の作文を書きました』で,子供が書いた作文を載せていきました。  その1回目の作文です。(まだ漢字を使っていませんが,読みやすく直します。句読点は,掲載のままです。) ********     A子  教室の前の,はなのきのはっぱが,春は,こいいろになっていたのに,秋は,ちょっとみどりいろになりました。  よこのはなのきは,少しこいいろの,みどりのはっぱをしていました。不思議だと,思いました。  ブランコのうらにある木は,どうして,下は,みどりで,上は,きみどりいろをしているか,知りたいなあと,思います。  その横の木は,はっぱが,少ないです。  春は,どの木も,はっぱがたくさんあったのに,どうして,少なくなったのかなあと,思います。  秋だからと,思います。でも,秋だから,はっぱが少なくなるのは,どうしてかなと,思います。 ======  今日書いた,「近ごろかわったこと」を,順に載せていきます。  よく読んでください。読んだら,その子の作文で,「いいなあ」と思うところを,家の人とお話ししてみよう。  「いいなあ」と思ったことは,10月の作文で真似してみよう。 ********  家の人に向けては,
 今日から,何回かにわけて作文を紹介します。  視点のよいもの,表現のよいものなど紹介するつもりです。ぜひ一緒に読んで,どんなところがよいか,お話をしてください。  全体のようすは,もう少し後でお知らせします。
と伝えました。  今読み返すと,「視点のよいもの,表現のよいもの」と書いており,“危なっかしい”ですが,保護者の方々は「一緒に子供を育てる」ように協力いただけていました。  今だったら,「何でうちの子は…」と言ってこられる方もいるかもしれません。その時は…。  保護者の方には,最初に「初めての作文授業時間のなか自分の力で書いた」ことを褒めて(認めて)いただくことが重要です。  つい他の子と比べてしまいますが,「内容は“ないよう”」で十分です。  子供の関心,気づき,思いがいっぱい詰まった作文でした。  幸せになれました。