『ワープロと「感字」』(1990年)
朝から暑く,会う人が「暑いですね。朝から死にそうです。」とあいさつしてくるような一日でした。
でも,当地では日陰は“気持ちよく”,“心地よい”風が吹いてきます。吹き出していた汗も,すっと引いていきます。
高原の夏です。気持ちよい一日でした。
夕食に,初物のミョウガ(茗荷)がありました。
季節を味わいました。美味しゅうございました。
午前中,市内の小学校長がやってきました。
作手地区の新しい施設「つくで交流館」で会い,作手小学校の見学もしてもらいました。
依頼の話を伺った後,学校のこと,校長会のこと,新城教育のことなどの「今」「5年・10年後」「その後」の“あり様”について,お互いの考えを話しました。
課題はたくさんあります。その一つ一つを“進める今”への取り組みは一つです。
それを確認できた気がします。
市民の一人には勝手なことを言うことしかできませんが,校長先生を応援しています。
期待しています。
最後に,ブログの「先人に学ぶ」に,校長先生に紹介した話題のいくつかを記事にしていることを宣伝しておきました。
考えることの多い時間を過ごせました。ありがとうございました。
最近紹介している1990年の学級通信(中学3年)から,『ワープロと「感字」』の記事です。
この頃は,ワープロ(専用機)が生活の中に入ってきており,少しずつ“一般的”になる時期でした。
その普及にともなって,「日本語」「漢字」「書くこと」が話題に取り上げられることが増えていました。
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見出しのようなタイトルで,25日(1990/06/25)の中日新聞一面に「視点」という記事が載っていました。
(略) その例を三十語並べてみる。間違いが二十語わかれば上々だ。 (1)青田刈り (2)悪が強い男 (3)悪どい商法 (4)アリの入り込むすき間も無い (5)異存は出なかった (6)遺髪を継ぐ (7)おぼつかぬ (8)汚名ばん回 (9)驥尾(きび)に伏す (10)けんけん(喧々)がくがく(諤々) (11)くしの歯が抜けるよう (12)位人身を極める (13)剣もほろろ (14)後世恐るべし (15)古式豊かに (16)若冠四十歳 (17)昔日の感にうたれる (18)多少の縁 (19)デッドロックに乗り上げる (20)手の裏を返すよう (21)出るくぎは打たれる (22)事態の急展開 (23)熱にうなされる (24)必要にせがまれて (25)フリーの客 (26)まんまと失敗 (27)胸先三寸に納める (28)燃えたぎる (29)有名をはせる (30)最優秀の烙印(らくいん)私もワープロを使いだして長くなります。ワープロを使うことが多くなって,文字を書くことが少なくなりました。 そんなワープロを多く使う社会になって,漢字に対する感覚が変わってきたのではないかというのが,記事を書いた人の一つの視点です。 漢字やことばのもつ意味があいまいになり,読み方(音)だけで覚えてしまう傾向にあるというのです。 ************* 新聞記事の求める“20語”はクリアーできましたか。 こうした話題は“よく聞く話”になっていますので,全問正解だった方も多いかもしれません。 みなさん,いかがでしたか。 「言葉」を考える,夏休みです。