集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

「夏休みにやりたいな」より

花0712。 午前中,防災速報アプリが「豪雨予報 非常に激しい雨(69mm/h)」と通知してきましたが,見回しても青空で雨の気配はありませんでした。  雨雲レーダーの情報では,南部の他市との境あたりに雨雲が出ている程度で,当地には何もありませんでした。  天気予報では「午後に雨が…」と伝えていましたが,晴れの暑い日でした。  夜になって,つい先ほどから急に強い雨が降ってきました。ちょっとびっくり。  でも,“梅雨”は,どこかに行ってしまった感じの天候が続いており,もう「梅雨明け」なのかもしれません。  明日も暑さ対策をして過ごしましょう。  先日,インタビュー番組に,“盛る”を研究している方が出ていました。  「学生のころ,数学に夢中」になっていたそうです。生活のさまざまなことが「すべて数値で表せる」ように思え,それに挑んだそうです。  その研究の一つとして,「おもてなしの数式」が出てきました。
 b>(b−c)/(a+b−c)
 この式で“おもてなし”が数値で表され,善し悪しが見えるようになるというのです。  「???」  この式は分かりかねますが,さまざまなことを“数値に表す”ことで,それまでと違った“見え方”をしたり,“次”が変わってくるような気がします。  “こういう人”に育っていく「子供」は,どんな生活をしていのでしょう。  その子供は,その“芽”は伸ばしてもらっているでしょうか。  1984年の一年生の初めての“夏休み”に向けて,「学期末に向けて」に続けて,「夏休みにやりたいな」の記事です。  1984年7月16日,最初の「夏休みにやりたいな」です。
 夏休みは,子供達にとって初めてのものです。親として初めての方がいらっしゃいます。どちらにとっても,夏休みが待ち遠しいのではないでしょうか。  そこで,今日から,夏休みのくらしについて,何回かに分けてお知らせします。    (1) 遊びについて  夏休みは,暑い季節にあります。この暑い時にしかできないことが,いろいろあると思います。例えば,泳ぎ・川遊び・虫取りなどです。お父さん,お母さんも,子供の頃にやったと思います。これらの遊びは,ぜひやっておきたいですね。できれば,家の人と一緒に,話をしながらやりたいものです。  夏休みには,近くの友達と遊ぶことが多くなります。でも,いつも同じ子とだけでなく,お兄さん・お姉さんとも遊びたいですね。ちょっと違った遊びができると思います。  また,この機会に,ちょっと遠くのお友達のところへ行かせてみませんか。行動範囲の拡がった子供達です。きっと行けると思います。でも,勝手に行っては困るので,家の人がちゃんと了解してください。両方の家の方が連絡をとっていれば,なお安心でしょう。  子供達の安全のために,川に行ったり,プールに行ったりする時には,一年生だけで行かせないようにしてください。事故が起こった時,一年生だけでは処理できないと思います。
 この記事に“時代の変化”を感じます。  まず,「安全」について,その対象や考え,対応が違っています。この時の川遊びや虫取りは,“自然のなかに分け入っていく”ことを想定していますが,今は“手の入った場所(整備された場所)”でないと,子供に足を踏み入れさせられないと思います。  遊びに行くのも,一年生を“一人で行かせる”範囲は狭くなっているようです。  “時代”は変わっても,一年生にとって「家の人と一緒に話をしながら」活動することは成長に価値のあることです。普段とは違う内容,違う場面での話は,お子さんの価値観を育みます。その機会を増やせる夏休みです。  また,学校生活とは違うお兄さん・お姉さんとも遊ぶことで,異年齢との交流は,子供の視野が広がります。  さらに,家の人がちゃんと了解して「場を整えておく」ことで,子供は「自分ができた」「自分でできた」と“自信”を持って成長していきます。  小学校に入学し4か月て“成長した”子供が,その“力”を実践(発揮)する夏休みにしてほしいと願います。学校と家庭が“同じ方向”を向いていますか。