『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(ケント・ギルバート・著)
天気のよい暑い夏の日でした。
九州,広島,大阪と大雨が降り,新たな被害が出ているようです。
みなさんがお住まいのところは,大丈夫ですか。
日本(安倍首相?)と韓国,中国,米国との会談,関係づくりが進んでいます。
それを扱うニュースから,「えっ」「あれっ」と感じることもあります。
そんな韓国,中国を扱っている本です。
書店で平積みになり,ベストセラー欄にも書名があがっていた『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』(講談社+α新書)を読みました。
ケント・ギルバート氏がマスコミに登場した若い頃は,「ちょっと知的な外国人」として情報番組に出ていたように思います。
その後,自分が知らないだけだとは思いますが,テレビなどで見かけることが少なくなっていました。
最近になってコメンテーターとして出演されているようです。
出版社のコピーに,
日本人に「自虐史観のアホらしさ」を気づかせてくれたのはアメリカ人だった……ベストセラー連発、日本人より日本文化を深く知っているケント・ギルバートの新境地! 中国や韓国と上手に付き合うには、まず「自己中心主義」の大本たる儒教の本質を知り、そして日本は儒教国家でないことを認識すべし!!とありましたが,中国人と韓国人の“思考”とその“判断”について述べていることが強く印象に残る内容でした。 こんな例が出てきます。
先日,スーパーマーケットのレジでお客さんがお札を出しながら,「ごめんなさい,一万円札しかないわ」と謝っているのを見て,「あぁ,こういうところは日本人らしいなあ」と感じました。この感覚をもつ人は,年齢に関係なく日本には多くいると思います。 これが“儒教”によるのだと思いますが,韓国,中国では“同じ”ではないようです。
日本人のなかに,「相手を慮る」「空気を読む」「寛容さを示す」といった美徳さとして残っている。「自分よりも他人を優先させる」という精神です。日本人の我慢強さや自己犠牲の精神もここから派生しているのだと思います。日本に生まれ,育ってよかったと思える内容です。 そして,韓国,中国との関係を考える“見方”を与えてくれる内容です。 自分の考えを見つめ直す一冊です。 みなさん,どう考えますか。 読書メモより
・中国外交部(外務省)から流出したとされるこの地図では,日本国は東西に二分されています。朝鮮半島は「朝鮮省」として色分けされ,日本海も「東北海」と書き改めてあります。 肝心の日本は,東日本は「日本自治区」,西日本は「東海省」と色分けされているのです。 ・聞くところによると,これは朝鮮民族にはよくあることらしいです。朝鮮のことわざには,「嘘も上手につけば稲田千坪にも優る」というものがあります。孔子の時代はいざ知らず,現代の中国人や韓国人に「嘘つきは泥棒の始まり」という考えはないのです。 ・中華思想は,対外的に強烈な優越意識を持つことで支えられていますが,数千年に及ぶ長い歴史で積み上げられたこの過剰な自意識は,一朝一夕には改まらないようです。 ・では,なぜ同じ儒教に影響されながら,日本が中国や韓国と違った独自の文化を生み出すことができたのか──一つには,日本は建国以来,一度も王朝交代が起きていないことが影響していると思います。 ・いまでは世界中の人々が「日本のもの」だと考えています。劣化コピーではなく,オリジナルを完全に凌駕しているのですから,卑下すべきことは何もありません。 このときに注意したいのが,「誠実」「冷静」「寛容」という日本人の美徳を忘れてはいけないということです。中国人や韓国人のように,(略)
目次 はじめに──DNA以上に精神的に大きく異なる日本と中韓 序章 「儒教の呪い」とは何か 第一章 沖縄も東南アジアも樺太も中国領? 第二章 キリストも孔子も韓国人? 第三章 中国・韓国の自己中心主義の裏側 第四章 日本は儒教国家ではない! 第五章 儒教の陰謀は現在進行中! あとがき──アジア随一の先進超大国としての務め