『「0から1」の発想術』(大前研一・著)
今日も天気のよい一日でした。
昨日より風の冷たさは弱まった気もしますが,でも“寒い日”でした。
久しぶりに大前氏の本を読みました。
その本は『「0から1」の発想術』(小学館・著)です。
「無から有」を生み出すという意味の「ゼロイチ」「ゼロワン」という言葉が,ビジネスマンの間で注目されているそうです。
書店には,書名の似たものが他にもありました。
大前氏は,「15の発想法を身につければ,新しいビジネスアイデアが次々に湧いてくる」と言います。
それは,「0から1」を生み出す11の発想法と,「新たな市場」を作り出す4つの発想法です,
11の発想法(基礎編) 1.戦略的自由度 2.アービトラージ 3.ニュー・コンビネーション 4.固定費に対する貢献 5.デジタル大陸時代 6.早送り 7.空いているものを有効利用 8.中間地点 9.RTOCS(他人の立場に立つ) 10.すべてが意味することは何? 11.構想 4つの発想法(実践編) 1.感情移入 2.どんぶりとセグメンテーション 3.時間軸をずらす 4.横展開項目から,どんな発想法を思い浮かべますか。 「無から有を生み出す」ことで,今の生活や仕事に役立つことは多そうです。 みなさん,ご参考に。 読書メモより
○ 戦略プランニングでまず肝要なのは,正しい問題と目標の設定である。 ○ アービトラージの発想には“賞味期限”があり,それが切れると同業者の攻勢にさらされる。これからQBハウスは,別のアイデアで次の段階に進む必要があるだろう。 ○ 2016年は「AG32年」である。“紀元”からすでに30年以上経ったかと思うと感慨深い。 「AG」とは,「After Gates=ゲイツ後」の略である。 ○ では「デジタル大陸」の変化スピードについていくためにはどうすればよいのか? まず,デジタル大陸の近未来の姿を頭に思い浮かべることだ。今の姿を把握しようとするのではなく,「5年後にどうなっているのか?」という問いを立てるのだ。 ○ 新しい概念というものは,実はすでに存在していることが多い。きちんとした形になっていなかったとしても,その「萌芽」は必ずある。 ○ 個人にとっても企業にとっても,「0から1」を生み出すチャンスは目の前にある時代が到来した。それをものにするためには,変化に対応できる組織と人材の発掘がカギとなる。【今日の小咄】 小学校の授業中,先生に「方位を4つ言いなさい」と言われた児童は,「ほーい。ほーい。ほーい。ほーい。」と答えた。 これを聞いた先生は,どんな表情・反応をしたのでしょう。