『タマゴマジック』(恩田陸・著)
今日は日差しがあり暖かくなりました。しかし,当地では吹く風が冷たく,陽のないところでは肌寒さを感じました。
しばらく“よい天気”が続くようです。
この天気を生かした活動をしたいと思います。
今日お会いした方から「今もブログを書いているの?」と尋ねられました。名刺を渡しブログ名『集団「Emication」』とURLをお知らせしました。
気にかけていただけるのは嬉しいことです。
ありがとうございます。
直木賞作家の恩田氏の作品が読みたくなって,図書館にあった『タマゴマジック』(河北新報出版センター・刊)を読みました。
「空から謎の卵が降ってくる…。」
「赤い犬が宙に浮かんでいる…。」
不思議な“世界”が描かれた4つの物語が,“一つの作品”となっています。
舞台は,東北のS市です。「ブリキの卵」に添えられた写真のキャプションは「仙台市○○で」とあり,仙台市は恩田氏の出身地です。
“都市伝説”のような不思議な話の出所は…。
「ブリキの卵」と「この世は少し不思議」は,連載12回と11回というエッセイだったので,それを“カップリング”して載せています。
別々の作品が,書体を変えて出てきますが,不思議と“同じ世界”を描いているようにみえます。
走る。 白い馬が走る。 目の前を駆け抜ける。 力強いスピードで。 その先に向かって。 まだ見ぬ場所へ。あなたも不思議の世界を愉しみませんか。
目次 魔術師一九九九 ブリキの卵/この世は少し不思議(エッセイ) 魔術師二〇一六 あとがき