子供になって
天気予報は「曇りのち雨」,傘をもって出かけました。
日中の移動や活動をしているうちは,雨は降りませんでした。
雨が降らずに助かりましたが,田畑の作業をしている人は,このところまとまった雨がなく“適度な雨がほしい”と思ってみえるかもしれません。
連休中に蒔いた「奇跡のひまわり」の種も,畑が乾燥したままで「早く雨を!」と言っているかもしれません。
今夜の雨は,どうかな…。
大学生と「計算問題の“間違い”と“子供の考え”」について考えました。
まず,問題を解きました。問題は「9+5」から始まって,ひき算,筆算,かけ算,わり算,小数の計算,分数の計算など8つです。
すぐに答えが出て,全問正解です。
この後,子供が間違えて答えそうな「誤答」を考えました。
「9+5」では,13や15といった“計算ミス”による誤答がすぐ出てきました。
まだありそうです。
指を使って計算して○○が…
繰り上がった数を○○して…
子供なりに“筋道だった計算”をして「間違える」のです。
○ 誤答を考えるときに,最初はまったく思い浮かばなかったが,小学生の気持ちになって考えてみたら,どこにつまずいて,どんな間違いをするのかが少しわかった。 ○ 小学生が間違えそうな答えを考えるのは意外と難しいと思った。9+5なんて計算ミス以外に考えられなかった。「答えは,6 です。」の考えには,思わず「お〜」の声が上がっていました。 子供達は,学習したことを「正しく身に着け」「正しく使える」ようになっていきます。そうなるよう学校の授業があります。 しかし,初めてのこと,学びの浅いときには,“自分なりの正しさ”で取り組んでいきます。それは“学びの過程”であり,見える事柄の「○」「×」で判断されては「正しく使える」ようにはなっていきません。 小学校の先生は,そうした“間違い”に寄り添って,子供達の成長を支えています。 教室の学びって素敵です。 「子供になって考える」ことを楽しみました。