『目でみることば』(おかべたかし・文/小出高士・写真)
ゴールデンウィークの最終日,よい日でしたか。
“天気がよくなる”との予報通りに晴れてはきましたが,当地の天気は“今一つ”でした。
天気予報やニュースが,「黄砂が広範囲に飛来し…」と注意を呼びかけていました。当地でも,遠くの山が霞んで見えました。黄砂がやってきていたようです。
霞んで見えるのも風流(?)ですが,健康被害があるほどにはいりません。明日は…。
書架にあって,手にとって,ページをめくって…,気になる本です。
『目でみることば』(東京書籍・刊)
シリーズになっているようで,他に「2」「有頂天」とありました。そして『似ていること』という同じ構成の本もありました。
本書では,40の言葉を取り上げ,簡単に意味を述べ,その言葉を語り,その言葉を写真で伝えています。
「確かに」「なるほど」と納得し,「そうきたか」と驚いたりして,言葉を楽しめました。
本書の言葉は,ほぼ承知していましたが,「阿漕」は驚きでした。
そこには,「阿漕は静かな駅でした」と書かれていました。
「阿漕(あこぎ)」が,三重県津市の地名であること,そこに発祥があったことを,初めて知りました。
また,コラムに「撮りたくても撮れなかった」として,二つの言葉が上がっていました。
目白押し 瀬戸際です。 「メジロの姿」「これぞ瀬戸際」の絵(写真)が撮れなかったので,収録できなかったと言います。そして,読者に「いい絵(写真)が撮れるところがあれば,教えて。」と呼びかけていました。 「目白押し」については,「有頂天」のコラムで,写真家 大東隆一氏の写真が紹介され,それについて述べていました。 言葉と写真,タイトル通りの本でした。 言葉を選んで,ぺらぺらめくっていくだけでも楽しめる一冊でした。
もくじ はじめに Part1 あ行 Part2 か行 さ行 Part3 た行 は行 ま行 ら行