上巳の節句。中学校卒業式。
今日は3月3日,「上巳(じょうし)の節句」です。
「ひな祭り」「桃の節句」で,女の子の節句とされます。雛人形やその調度類を飾って,桃の花や白酒,菱餅などを供えて,健やかな成長を祈ります。
「♪あかりをつけましょ ぼんぼりに…」で始まる童謡『うれしいひなまつり』を歌ったこともありますし,この時期によく聴きます。この作詞者はサトーハチロー氏。作曲は河村光陽氏です。。
今夜の食卓には,“はまぐり”はありますか?
今日,愛知県の多くの中学校で卒業式が行われました。
義務教育を終える節目として,これまで,そしてこれからへの感謝の一日です。
みなさん,ご卒業おめでとうございます。
古いノートに中日新聞の「辛口診断」(1991/11/21)がありました。そのコラムに,次の文章があります。
某少年院卒院式に臨席したことがある。 代表の答辞の一節。 ぼくがなぜここへ来なければならなかったか。 それは,小さいときからぼくの言うことならなんでも聞いてもらえたからだ。革ジャンがほしい,単車がほしい。何でも買ってくれた。たばこはもちろん酒も飲んだ。シンナーも吸った。「このごろのことや,たばこぐらい」親父(おやじ)はそう言って灰皿まで出してくれた。 考えてみると,ぼくの言うこと,通らないことはなかった。 学校へ出る。アタマにくる。三階からギターを投げつけた。注意した先生の胸倉をつかんだ。その果てここに来たのだ。 あとで茶話会があった。何人かの卒院生が異口同音に「したい放題させてもらって」と言った。代表の答辞はセレモニーではなかった。明るい,男らしい顔だった。コラムに,“今”を重ねました。 家庭で,学校で,「したい放題させてもらって」と言わせない生活を過ごさせるのが,大人と教師の役割です。 それを意識して教育・子育てに勤しんでいますか。 再点検のとき。 卒業式で,卒業生や在校生そして校長先生は,何を語られました。 そして,ご家庭では,どんな言葉が交わされましたか。 みなさん,ご卒業おめでとうございます。