集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『決戦!熊本城』(松永弘高・著)

タンポポ0121。 朝,窓を開けると“雪景色”でした。ただし,先週のような大雪ではなく,“一面が白い”という積り方でした。  「せっかく雪が解けたと思ったのに…」  当地の多くの方の抱いた思いでしょう。  日中,風は冷たかったですが天気はよく,道路などの雪は解けました。  午前中,地区の作業でした。  昨年までに,地区内に“(獣害防止柵)”を設置してきました。その一部を移動させました。  多くの方が参加して,長い距離でしたが,手際よく短時間で済ませることができました。  みなさん,お疲れさまでした。  こうした柵を使わなくてもよい環境が,人にも,動物にも,良いことなのですが…。  良案はなさそうで…。  素敵な里山が,崩れ,醜くなって…。  でも,昔のように共存の環境があるはずです。そこには柵はありません。  昨年4月の熊本地震で「屋根瓦が…。石垣が…。崩壊…」と熊本城の大きな被害が伝えられました。  昨年のNHK大河ドラマ真田丸」で,豊臣秀吉重臣の一人として加藤清正が登場しました。描かれた清正は,これまでとイメージが変わりました。  そんな思いをもったなかで“熊本城”に惹かれて『決戦! 熊本城 肥後加藤家改易始末』(朝日新聞出版・刊)を読みました。  第6回朝日代小説大賞 優秀作で,松永氏のデビュー作です。  帯には「将軍家の威光か,肥後侍の意地か。改易に隠された驚愕の計略とは!? 歴史の真実に迫る長篇時代小説」とありました。  時代に明るくありませんが,時は徳川三代将軍 家光の時代,そのときに“改易”を申し渡された肥後加藤家を巡る波瀾が描かれます。  話の筋とは逸れますが,江戸から西へ向かう道中で,成貞が思いが描かれます。
 江戸で籠の鳥のように生きるのは,じつに性に合わぬとあらためて気づいた。  亀山から草津に至る間の宿場では,夜聞こえてくる鳥とも獣ともつかぬ鳴き声に一睡もできなかった。おおいにかぶさってくるような山々のどこかに住む,見たこともない命あるものの息づかいを感じた。  大津では歌に聞く近江の淡海をわたる涼しい風に吹かれた。
   目次 江戸鳴動 奔流,西へ向かう 奔流,熊本城へ 資料一覧
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