『ぐるぐる問答』(森見登美彦・著)
“冬の雲”で寒い日でした。
昼頃,空から白いものが“落ちて”きました。雨ではなく「雪」でした。
その後,雨にかわりましたが,冬の天気になりました。
天気の悪い午後は,バスケットボール,バレーボール,サッカー,バレーボール,バスケットボールと,テレビの前でスポーツ観戦三昧。
“部活リスク”“ブラック部活”が教育現場で話題になっていますが,それも「一面」でしかないと思いながら,一つ一つのプレーに熱くなりながら観戦しました。
若者は凄い!
今日は「1月8日」。
1989年の今日,新しい元号『平成』となりました。昭和64年は,7日間で終わりました。
「平成」は,最初の年号「大化」以来247番目の元号で,初めて政令により新元号が定められました。
◇元号を改める政令(法令データ提供システム)
特に節目のときではありませんが,ふと思い出しだ「今日は何の日」的な話題でした。
タイトルと表紙の絵にひかれて『ぐるぐる問答: 森見登美彦氏対談集』(小学館・刊)を読みました。
本書は,著者の森見氏が,これまでに雑誌などに掲載された対談がまとめられています。
かなり前に掲載されたものもありますが,その“時”が気になるものはありませんでした。
出版社の紹介文には,
10代、20代の読者に圧倒的な人気を誇る森見登美彦氏、初の対談集! デビュー以降各雑誌に掲載された、いまやほとんど読むことの出来ない対談を一挙収録。対談相手は劇団ひとり氏、本上まなみ氏、大江麻理子氏、萩尾望都氏、羽海野チカ氏、うすた京介氏、綾辻行人氏、綿矢りさ氏、万城目学氏など14人。十年前の森見登美彦氏と現在の森見登美彦氏が対談する小説「今昔対談」も特別収録。とありました。 森見登美彦氏の好きな方,対談相手に興味のある方,お楽しみください。
京都市左京区吉田神楽岡町,吉田山の麓に「今昔庵」という喫茶店がある。 某月某日,森見登美彦氏は奈良から近鉄特急に乗って京都に出かけていき,「今昔庵」に入って…今昔「庵」に行ってみたいなあ。
目次 はじめに 劇団ひとり “笑い”の中にある“救い” 万城目学 対決!三つの公開質問状 瀧波ユカリ 漫画と小説の正しい濃度 柴崎友香 イマドキ古都の楽しみ方 うすた京介 脱「○○作家」の挑戦 綾辻行人 京都に潜む怪しの闇 神山健治(1) 物語の構造はドリフに学ぶ? 神山健治(2) オモチロ成分の考察 上田誠(1) 言葉が作る現実と非現実 上田誠(2) 鴨川神話が崩れた日 羽海野チカ ダメダメ人間ほど愛おしい 大江麻理子 森見ワールドのモヤモヤ歩き 萩尾望都 わがままに、好きなように書く 飴村行 一見対極、前世は兄弟? 本上まなみ 四畳半に帰るべし! 綿矢りさ 暴走させない恐怖と笑い 小説 今昔対談 おわりに【関連】 ◇この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ ◇森見登美彦 (@Tomihiko_Morimi)(Twitter)