集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

打合せ。「職人心得30ケ条」。

冬1215。  寒い日でした。  日中になっても,当地の気温は“一桁の前半”でした。出かけた先でも,日差しのあるところで「やっと10度」でした。  冬本番が近づいています。  「風邪気味で…」という方も多いようです。寒さに備えた体調管理にお気を付けください。  午後,新ホールにピアノを入れる会の事務局打合せを行いました。  先日の試弾による採点結果を確認し,選定を行いました。
○ あいさつ ○ 第3回選定委員会(試弾)における採点の確認 ○ 委員からの意見について ○ 選定について ○ 今後の予定について  ・ 提案業者への報告と契約  ・ 新城市への贈呈  ・ 寄附者,地域への報告 ○ その他
などについて確認や検討をしました。  今後,契約等を進めていく予定です。  ご寄附いただいたみなさん,関係のみなさん,ありがとうございました。  数年前に,手作り家具メーカー「秋山木工」(横浜市)が,“職人を育てる”ことへの願いや取り組みを知りました。  教育においても,若手を育てることが大きな課題であり,関心をもって聞き(見・読み)ました。  家具職人が減少するなか,秋山木工には“丁稚”になろうと全国から若者たち集まってきます。  秋山木工で修業する8年間の前半4年は研修期間,そこから腕を磨く期間が4年,その修行を終えて,はじめて一人前の家具職人として認められます。  社長の秋山利輝氏は,一流の職人に大切なのは「技術力と共に人間性を磨くこと」を持論とし,挨拶,礼儀,相手を思いやる気持ちなどを修行中の共同生活で徹底的に鍛えらていくそうです。  「職人を育てる」ために秋山木工が取り組んでいることは,どの職業・職場にも共通することだと思います。  秋山木工には,「職人心得30ケ条」というのがあります。“30は多すぎる”という気もしますが,ここから,“人を育てるヒント”が得られるように思います。  いかがでしょう。
    職人心得30ケ条 1.あいさつの出来た人から現場に行かせてもらえます。 2.連絡・報告・相談の出来た人から現場に行かせてもらえます。 3.明るい人から現場に行かせてもらえます。 4.周りをイライラさせない人から現場に行かせてもらえます。 5.人の言う事を正確に聞ける人から現場に行かせてもらえます。 6.愛想よく出来る人から現場に行かせてもらえます。 7.責任を持てる人から現場に行かせてもらえます。 8.返事をきっちり出来る人から現場に行かせてもらえます。 9.思いやりがある人から現場に行かせてもらえます。 10.おせっかいな人から現場に行かせてもらえます。 11.しつこい人から現場に行かせてもらえます。 12.時間を気に出来る人から現場に行かせてもらえます。 13.道具の整備がいつもされてる人から現場に行かせてもらえます。 14.おそうじ,かたづけの上手な人から現場に行かせてもらえます。 15.今の自分の立場が明確な人から現場に行かせてもらえます。 16.前向きに事を考えられる人から現場に行かせてもらえます。 17.感謝の出来る人から現場に行かせてもらえます。 18.身だしなみの出来てる人から現場に行かせてもらえます。 19.お手伝いの出来る人から現場に行かせてもらえます。 20.自己紹介が出来る人から現場に行かせてもらえます。 21.自慢の出来る人から現場に行かせてもらえます。 22.意見が言える人から現場に行かせてもらえます。 23.お手紙をこまめに出せる人から現場に行かせてもらえます。 24.トイレそうじが出来る人から現場に行かせてもらえます。 25.道具を上手に使える人から現場に行かせてもらえます。 26.電話を上手にかける事が出来る人から現場に行かせてもらえます。 27.食べるのが早い人から現場に行かせてもらえます。 28.お金を大事に使える人から現場に行かせてもらえます。 29.そろばんの出来る人から現場に行かせてもらえます。 30.レポートがわかりやすい人から現場に行かせてもらえます。
 一通り読んでも,「これは別にいいんじゃないかな」と感じるものもありますが,“一人前の職人”として欠かせないことなのでしょう。  おそらく,30の心得に順序があるのだと思います。  そして,一つ一つに“背景”と“意味”があり,その“価値”が,修行中そして独り立ちして役立つのだと思います。 【参考】   ◇有限会社 秋山木工