『感謝される営業』(青木慶哉・著)
今日も気温が低く寒い朝でした。早い時間に家を出ると,外気温計は「−3」を示していました。“氷点下”です。
道路凍結の心配になる気温ですが,この時期は“まだ凍るものがない”状態で,いつものように運転できました。
運転していて「おっ!」と思う路面が増えてくるのも間も無くでしょう。
“さだまさしの歌”を聴き直して,安全運転に努めます。皆さんもお気をつけください。
書名にある「感謝」「超ローカル(ビジネス)」が気になって『感謝される営業 超ローカルビジネスの未来』(幻冬舎・刊)を手にし,読みました。
10代から新聞販売の世界に飛び込み,激しい営業競争に打ち勝った著者が,“超ローカルビジネス”について語っています。
街のなかに役割(?)をもって新聞屋さん,電気屋さん,牛乳屋さんがあり,地域の人から必要とされてきましたが,それが“時代のはざま”に立っています。
崖っぷちにある新聞販売店を任された著者が,“何とかしよう”と打った手の一つが「まごころサポート」です。
その仕事術から生み出す「未来」は…。
「ねえ,青木さん。新聞屋さんが地域のおじいちゃんおばあちゃんに対して,“安心”とか“便利”とか“温かさ”を届けられることを『まごころサポート』をやってみて知っているのに,なんでそれを小さなエリアの中だけで留めているの?スケールが小さすぎない? これから日本は高齢化社会に入っていくんだから,『全国のおじいちゃんおばあちゃんをなんとかする!』くらいの気迫はないの?」 ……と。“超ローカルビジネス”は,小さなエリア(ローカルエリア)で展開していくことではなく,全国に向ける“目”と“発想”が大切なようです。 当地をはじめ“ローカル”が始める「ビジネス」に,大きな未来があるようです。 「現状が…」と気になっている方,次へのヒントが見つかるかもしれませんよ。 本書に,「何も足さず,何も引かず,TTPしてみよう。素直に受け入れることから始めよう。」という言葉がありました。 この TTP を見ると,もう二つも紹介したくなってしまいます。
TTP … 徹底的にパクる! TKP … ちょっと変えてパクる! OKP … 大きく変えてパクる!「学ぶ」ことは「真似ること」から始まるといいます。まずは TTP です。 そこから OKP となれば,元の形から大きく変わり,まるで言っている(している)本人のオリジナルと言ってもいいでしょう。 本書から TTP することは…。
目次 第1章 斜陽の新聞販売業、復活にすべてを賭ける 一年のうち200日は全国各地を飛び回る/まさかの3K業界に出戻り!?/「全力」より「最善」のマネジメントを ほか 第2章 シニアと地域に愛される会社をつくろう! 「デジタル」は、本当に新聞の敵なのか/意識を変えてくれた「スケールが小さすぎ」の一言/「言い訳癖」が思考停止を招く ほか 第3章 どん底からのV字回復!迷わずこの道を進め 起こることすべて「自己責任」/「感動」しよう! してもらおう!/毎日毎日「幸せの種まき」をしよう ほか 第4章 僕が夢見る超ローカルビジネスの未来 淘汰こそビッグチャンスの「前触れ」だ/「銭湯」は激減したけれど/僕の考える、2015年のローカルビジネスの未来 ほか おわりに【関連】 ◇株式会社GEE&BEE