集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『感謝される営業』(青木慶哉・著)

葉1212。  今日も気温が低く寒い朝でした。早い時間に家を出ると,外気温計は「−3」を示していました。“氷点下”です。  道路凍結の心配になる気温ですが,この時期は“まだ凍るものがない”状態で,いつものように運転できました。  運転していて「おっ!」と思う路面が増えてくるのも間も無くでしょう。  “さだまさしの歌”を聴き直して,安全運転に努めます。皆さんもお気をつけください。  書名にある「感謝」「超ローカル(ビジネス)」が気になって『感謝される営業 超ローカルビジネスの未来』(幻冬舎・刊)を手にし,読みました。  10代から新聞販売の世界に飛び込み,激しい営業競争に打ち勝った著者が,“超ローカルビジネス”について語っています。  街のなかに役割(?)をもって新聞屋さん,電気屋さん,牛乳屋さんがあり,地域の人から必要とされてきましたが,それが“時代のはざま”に立っています。  崖っぷちにある新聞販売店を任された著者が,“何とかしよう”と打った手の一つが「まごころサポート」です。  その仕事術から生み出す「未来」は…。
「ねえ,青木さん。新聞屋さんが地域のおじいちゃんおばあちゃんに対して,“安心”とか“便利”とか“温かさ”を届けられることを『まごころサポート』をやってみて知っているのに,なんでそれを小さなエリアの中だけで留めているの?スケールが小さすぎない? これから日本は高齢化社会に入っていくんだから,『全国のおじいちゃんおばあちゃんをなんとかする!』くらいの気迫はないの?」 ……と。
 “超ローカルビジネス”は,小さなエリア(ローカルエリア)で展開していくことではなく,全国に向ける“目”と“発想”が大切なようです。  当地をはじめ“ローカル”が始める「ビジネス」に,大きな未来があるようです。  「現状が…」と気になっている方,次へのヒントが見つかるかもしれませんよ。  本書に,「何も足さず,何も引かず,TTPしてみよう。素直に受け入れることから始めよう。」という言葉がありました。  この TTP を見ると,もう二つも紹介したくなってしまいます。
TTP … 徹底的にパクる! TKP … ちょっと変えてパクる! OKP … 大きく変えてパクる!
 「学ぶ」ことは「真似ること」から始まるといいます。まずは TTP です。  そこから OKP となれば,元の形から大きく変わり,まるで言っている(している)本人のオリジナルと言ってもいいでしょう。  本書から TTP することは…。
   目次 第1章 斜陽の新聞販売業、復活にすべてを賭ける   一年のうち200日は全国各地を飛び回る/まさかの3K業界に出戻り!?/「全力」より「最善」のマネジメントを  ほか 第2章 シニアと地域に愛される会社をつくろう!   「デジタル」は、本当に新聞の敵なのか/意識を変えてくれた「スケールが小さすぎ」の一言/「言い訳癖」が思考停止を招く  ほか 第3章 どん底からのV字回復!迷わずこの道を進め   起こることすべて「自己責任」/「感動」しよう! してもらおう!/毎日毎日「幸せの種まき」をしよう  ほか 第4章 僕が夢見る超ローカルビジネスの未来   淘汰こそビッグチャンスの「前触れ」だ/「銭湯」は激減したけれど/僕の考える、2015年のローカルビジネスの未来  ほか おわりに
【関連】   ◇株式会社GEE&BEE