「永六輔氏の言葉」に学ぶ
旅の途中です。
旅の話は,また。
先週(25日)のテレビ番組「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」で,“もっと聞きたい永六輔の遺した言葉”を取り上げていました。
一つ一つの言葉に,立ち止まりながら考えました。
みなさんは,どうですか。
「周りが気になり つい隣の芝生が 青く見えてしまう」 → 他人のことが気になるのは,自分が一生懸命にやっていないからだッ!(「新・無名人語録」より) 「ふと,老いを嘆いてしまう…。」 → 人間,今が一番若いだよ。明日より今日のほうが若いんだから。いつだって,その人にとって今が一番若いんだよ(「大往生」より) 「身近に イライラしている人がいる」 → 文句を言ってても一日。ニコニコしていても一日。だったら人あたりのいい一日のほうがいいんじゃないかい?(「一般人名語録」より) 「結婚生活に 不満を感じる…。」 → いいですか。夫婦ったって、アカの他人同士ですよ、アカの他人同士が起こす奇蹟それが夫婦というものです(「夫と妻」より) 「家庭の問題にうんざり…。」 → 家庭というのはこんがらがった糸ですよ。こんがらがっているから家庭なんです。ほどくとバラバラになっちゃいますよ(「一般人名語録」より) 永六輔が 人生でとても大事にしている言葉 → 生きているということは 誰かに借りをつくること 生きていくということは その借りを返してゆくこと 誰かに借りたら誰かに返そう 誰かにそうしてもらったように 誰かにそうしてあげよう(「生きているということは」歌詞より) 永六輔が遺した深みのある言葉− → 人の死は一度だけではありません。 最初の死は,医学的に死亡診断書が書かれたとき。 でも,死者を覚えている人がいる限り,その人の心の中で生き続けている。 最後の死は,死者を覚えている人が誰もいなくなったとき。そう僕は思っています。(「永六輔のお話し供養」より) 「死」を前向きに捉える永六輔の言葉 → 死んだっていうからおかしいんだよ。先に行っただけなんだから(「大往生」より) 人が最期を迎える心構えになる言葉 → 家族のために 死んでみせることが 最後にできること その姿勢こそが いちばん大事。 (「大往生」より)永六輔氏の言葉に元気づけられたり,考えさせられたり,素敵な言葉が続きます。 あらためて著作を読み返してみたいと思います。 【今日の小咄】 うちの会社の食堂は,「ごはん大盛りで」と言うと50円増しになる。 ところが,「ごはん多めに」と言うと普通料金のままでよく,しかも量は大盛りと同じであることがわかった。