集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『遊園地に行こう!』(真保裕一・著)

胡桃1030。  今朝,雲がおおった空で,「あれっ,天気予報と違う!」という天気でした。  その後,雲が切れ“晴れの日”になりました。午後,出先で暑さを感じるような“良い天気”になりました。  午前中,地区の神社で,来週の大祭を前にした掃除と準備がありました。  毎年,この掃除では“大量の落ち葉”を片付けることから始まります。ところが,今日は“綺麗”でした。  どなたかが片付けたわけではなく,いつもの木を見上げると“青々とした葉”でした。  今年の天候が“暖かい”のでしょう。  これも,異常気象の表れかもしれません。  今年の冬は,どうなるかな。  図書館の書架で見つけた一冊です。著者の真保裕一氏は,初めて知りました。  「作家生活25周年」「シリーズ累計25万部突破」という真保氏の“「行こう!」シリーズ”最新作遊園地に行こう!』(講談社・刊)です。  出版社の商品解説に,
 明日も仕事に行くための、勇気と熱狂ここにあります!  感動を巻き起こせ!  大ヒット『デパートへ行こう!』『ローカル線で行こう!』  累計25万部突破「行こう!」シリーズ、待望の第3弾  奇跡の復活をとげた遊園地ファンタシア・パーク  夢を抱けない僕たちの前に、魔女が現れた――  読めば元気が出てくる痛快お仕事ミステリー
とありました。  “元気が出る”かどうかは人によるでしょうが,「こういう仕事や働き方もあるんだな。」という“仕事再生シリーズ”を感じ納得する内容と,読み進めながら感じる“ミステリー”の部分とがありました。  舞台は,加瀬耕史郎がリニューアルした「ファンタシア・パーク」です。そこで働く“顔に傷”のある北浦亮輔から順に登場してきます。  それぞれに“魔女”及川真千子の姿があり,助けられますが…。
○そもそも企業にとって,アルバイトは使い勝手のいい駒にすぎなかった。なのに,これほどにもお人好しが終結する。いい歳して夢にすがりたがる者の多さに唖然とし,今の時代に展望を持てない心優しき羊の群れがここにある,と実感できた。 ○「これだけは胸を張って言えるわよ。うちで一人前になれたら,どんな企業でも立派に通用する。わたしたちは人を育てることで,夢を支えているの」 ○「うちのアルバイトに志望してくるのは,みんな心優しい子ばかりよ。でも,仕事に就くからには,企業が担う使命と責任を自覚しておかないとね。たとえ夢の世界であっても,うちのパークはまぎれもないひとつの企業だものね」 ○「そりゃそうだよ。誰もが同じように先輩から接してもらってきてるからね。頭ごなしに仕事を教えていったんじゃ,職場がギスギスしてくるだろ。そういった雰囲気は絶対パッセンジャーにも伝わり,やがて仕事の能率も落ちてくる」
 他の書評を読むと,前2作の方が“仕事再生”を強く感じるようですが,本作も「今の仕事」「これからの仕事」を考える切っかけとなるポイントがありそうです。  悩んでいるあなた,本書を手に取ってみてください。
   目次 プロローグ 第一章 神様のいたずら 第二章 夢へのステップ 第三章 深夜の魔法 第四章 夢を探る者 第五章 魔女のため息 第六章 夢を継ぐ者 エピローグ
 昨日,ブログに,いつもの倍のアクセスがありました。  それは『市内4小中学校で「体徳知」研究発表会』(新城・勝手に応援隊)でリンクをしていただいたからのようです。  うれしいことです。  ありがとうございます。  お立ち寄りいただいたみなさん,これを機会に,これからもよろしくお願いします