集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

河合敦氏の講演(市民文化講座)

彼岸花910。  よい天気の一日でした。日中,風もなく暑い日になりました。  地区の中学校では体育大会が行われ,生徒たちが暑い陽射しをものともせず,熱い戦いと演技を行っていました。  午後の帰路,道端に曼珠沙華彼岸花)の赤い花が目に入りました。  今咲くのは“あわて者”の花でしょうが,彼岸に向けて,たくさんの花を咲かせていき,“彼岸”には一面が“赤いジュータン”のようになっていることでしょう。  自然の不思議を感じます。  午後,新城市民文化講座がありました。  今回は,歴史学者河合敦氏の『人生を豊かにする幕末の偉人に学ぶ生き方』でした。  河合氏の第一声(?)は「新城市って聞いたことがあるけど,どこ?」でした。  新城(しんしろ)からのイメージはわいてこないが,長篠の戦い」で“分かった”と述べ,全国への認知では「長篠市がよかったのでは…」と,講演が始まりました。  「長篠・設楽原の戦い」から,新城市の幕末の偉人「岩瀬忠震(ただなり)」などについて“イントロ”として語り,
○歴史は変わっていく ○ドラマやゲームに出てくる偉人は美化されている
と,河合氏の“豊かな歴史の知識”からの話題,そしれ“歴史大好き”を感じさせるお話が続きました。  後半,“幕末の偉人に学ぶ生き方”について,吉田松陰久坂玄瑞坂本龍馬勝海舟岩崎弥太郎の生き様を紹介しながら述べていきました。  彼らが残した言葉から,それぞれの生き方や子育てに生きる“術”が語られました。
○日本の初等教育は世界一。 ○志を立ててもって万事の源となす。交を択びてもって仁義の行を輔く。 ○書を読みてもって聖賢の訓をかんがふ。 ○歴代の史を歴観し,その断じ難き所は古人の衆論を以て己が工夫を加えば人間の大義自ら明らかならん。 ○歴史を読んで賢豪の事を観て,士気を激発する ○余に一つの護身の符あり。 ○草莽崛起(そうもうくっき)に発展。 ○人の精神は目にあり 故に相手の目をしっかり観ること。 ○「留魂録」を読んで。 ○重い責任を与えて 若者をいじめる。 ○透徹明敏の見識と周到なる注意と,豪邁なる胆力が必要である。
 歴史に学んだ時間でした。 【関連】   ◇河合敦公式サイト   ◇河合敦の日本史   ◇河合敦Facebook)   ◇河合敦 (@1ne15u)Twitter