先人に学ぶ(16) 新学期の生徒指導
台風の影響を感じる風が吹く,「曇り時々雨」の一日でした。
夏休みを終え2学期が始まりましたが,先週は夏休みのまとめや防災・避難訓練などがあり,明日からの新しい一週間が“本格スタート”かと思います。
夏休みを終える頃,新学期の生徒指導について,こんな言葉をかけられました。
○ バックミラーを見ながら前に進んでいく。 ○ その気になって行動する子供を育てていかなければならない。全体的に言ってもだめ。まず,5人でも10人でも,その気にさせていく。 ○ 注文しておきたいことは「学級づくり」。学級でどんな話をしているのか。 例えば,「校歌が歌えない」ときに ・学級に戻って「何を語りかけるのか」 ・教師の人生観を学級の子どもたちに語りかけているか ・時に,感あまって,怒鳴ったていいじゃないか元気に頑張って,グイグイ進んいこうというとき,意識して”後ろを見る”。そのとき“振り返る”のではなく,前をしっかり見て,バックミラーを見る。 そのとき,「バックミラーに見えるもの」「バックミラーで見るもの」は…。 行事や活動で子供達が“活躍する機会の多い2学期”に,どの子も活躍し達成感や充実感をもって過ごせるようにとの言葉でした。 また,学習指導については,
○ 授業中に,『断定的な問い』(「うん,そう」「よし」)を, できるだけ少なくする。“行司は先生”ではいけない。 ○ 授業研究を機会に,先生が伸びる。それと,もう一つ。この機会に,子供を伸ばしていく時とする。 ○ 事をやるには,一人の生徒も切り捨てないようにしなければいけない。 ○ 〔授業研究で〕転んでも, たたでは起きないように。子供に, どう生かしていくかを考えろ。と。 子供が元気,学校が元気,そして先生が元気。 すべての学校で見られますように! 【今日の小咄】 電車のなかで,前に立っていた男性のズボンのファスナーがあいていたので,「前があいていますよ。」と教えると,男性は「そうですか。ありがとうございます。」と言い,前の車両に移っていった。