集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

あなたに。「死なないで、逃げて逃げて」

花903。  台風12号の影響が心配されますが,今日の当地は,天気のよい暑い日でした。  昨夜,訃報が入りました。  たいへんお世話になりました。お冥福をお祈りします。合掌  午後,「新ホールにピアノを入れる会」の方々と一緒に,寄附のお願いに回りました。  委員が,これまで回りきれなかったところを,4つの地区を順に回り,本日が最終でした。  訪問したお宅では,好意的な対応をいただき,温かい応援をいただきました。  ありがとうございました。  このブログを訪問いただく方で,趣旨にご賛同いただける方がありましたら,ぜひご協力ください。  目標額達成に向け,委員のみなさんを中心に頑張っています。ご支援をよろしくお願いします。   ◇「あなたも 文化の担い手に!」(ブログ「Emication」)  8月後半,いじめを原因とする子供達の自死(自殺)がありました。新学期を迎えた子供達,家庭に向けて,いろおろな働きかけがあります。  “社会問題”として,みなさんが意識し,行動を起こしています。  以前(2006年頃)も,大きな問題になりました。その時,朝日新聞が各界で活躍の方からの言葉が特集されました。  その言葉は,「いじめられている君へ」「いじめている君へ」「いじめを見ている君へ」に向けて述べられていました。  最近のニュース番組に劇作家の鴻上尚史さんが登場し,その時に「いじめられている君へ」送った文章を使って「逃げて!」と再び伝えていました。  ブログを訪問いただいた方,近くにいるお子さんに聞かせてあげてください。
   死なないで,逃げて逃げて       劇作家 鴻上尚史さん  あなたが今,いじめられているのなら,今日,学校に行かなくていいのです。  あなたに,まず,してほしいのは,学校から逃げることです。逃げて,逃げて,とことん逃げ続けることです。学校に行かない自分をせめる必要はありません。大人だって,会社がいやになったら,会社から逃げているのです。  次にあなたにしてほしいのは,絶対に死なないことです。  そのために,自分がどんなにひどくいじめられているか,周りにアピールしましょう。思い切って,「遺書」を書き,台所のテーブルにおいて,外出しましょう。学校に行かず,1日ブラブラして,大人に心配をかけましょう。そして,死にきれなかったと家にもどるのです。  それでも,あなたの親があなたを無視するのなら,学校あてに送りましょう。あなたをいじめている人の名前と,あなたの名前を書いて送るのです。  はずかしがることはありません。その学校から,ちゃんと逃げるために,「遺書」を送るのです。  死んでも,安らぎはありません。死んでも,いじめたやつらは,絶対に反省しません。  あなたは,「遺書」を書くことで,死なないで逃げるのです。  だいじょうぶ。この世の中は,あなたが思うより,ずっと広いのです。  あなたが安心して生活できる場所が,ぜったいにあります。それは,小さな村か南の島かもしれませんが,きっとあります。  僕は,南の島でなんとか生きのびた小学生を何人も見てきました。  どうか,勇気を持って逃げてください。         (朝日新聞 2006年11月17日掲載)
 あなたは,死んではいけないのです。