盆。「戦後の名著」
雨模様の一日でした。降るのは小雨で短時間ですが,屋外での活動には迷惑な雨でした。
午前中,年に一度,盆のこの日だけに法要を営む寺で施餓鬼でした。
先祖へ感謝し,自然へ感謝する盆の一日でした。
今日は,71回目の終戦記念日(敗戦記念日)です。
1945年8月15日正午,昭和天皇による玉音放送によって日本が無条件降伏したことが国民に伝えられました。
正午の時報に合わせて黙祷をしました。
各地で鎮魂の祈りがささげられたことでしょう。
平和に感謝に,将来を考える一日でした。
以前,『現代教育科学』(明治図書・刊)という教育雑誌がありました。
その1987年3月号の特集は『「戦後の名著」を青年教師が読む』でした。
それから30年ほど過ぎた今,「戦後の名著」を改めて読み返すのも,これからの教育を考えるヒントが見つかるかもしれません。
若い先生方,夏休みに読んでみませんか。
特集で,“青年教師”が読み,その感想を寄せた「戦後の名著」は,次のものでした。
○高森敏夫『考える子供たち』 ○東井義雄『村を育てる学力』 ○斎藤喜博『学校づくりの記』 ○阿部 進『現代子ども気質』 ○大西忠治『核のいる学級』 ○斎藤喜博『島小の女教師』 ○福地幸造『落第生教室』 ○武田常夫『文学の授業』 ○近藤益雄『おくれた子どもの生活指導』 ○向山洋一『教師修行十年』ベテランの先生方は,それぞれ“若い頃”に読まれ,これまでの実践に生かされているでしょう。 また,「何で,この本なの。」「○○は選ばれないの。」と編集部の選書に疑問があるかもしれません。 そうした“名著”や感想を,若い先生方に伝えていくことも,若手育成の一つだと思います。 よい夏休みを。 【今日の小咄】 ある党の機関紙に,その党が擁立した候補者が選挙で敗れた記事を載せた。 見出しは,「惜しくも惨敗」となっていた。