集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『人工知能は私たちを滅ぼすのか』(児玉哲彦・著)

花711。  気温が上がりました。出先では35度を超えていました。  吹く風も“熱く”感じ,でした。  夕食に,初物のブロッコリーがありました。  緑の美しさと柔らかい触感に,季節を感じました。  美味しゅうございました。  今日,退職に伴う“事務処理(?)”があって出かけました。対応していただいた方々が,ていねいに処理していただき,短時間で終えられました。  ありがとございました。  帰宅して届いていた書類などを処理しながら,「これから先」について考えました。  「ぼちぼち就活かな?」「さて,どうしましょう。」  「AI(人工知能)が,将棋,囲碁,チェスの王者に勝った…。」  「『Hey Siri。救急車を呼んで!』と叫んで,赤ちゃんの命を救った。」  こうしたニュースを耳にすることが増えました。  小説や映画の世界が,現実になってきているような気もします。  そうした“不安”を思わせる題名の『人工知能は私たちを滅ぼすのか―――計算機が神になる100年の物語』(ダイヤモンド社・刊)を読みました。  「読みました」と言いながらも,読み始めてから“飛ばし読み”になりました。  話は,2030年の大学生マリが「人工知能の開発の歴史」を学んでいく形で進んでいきます。  朝,起こしてくれるのは,猫の姿をした「ビート」です。大学に出かけようとすると「ビート」はブレストレットに姿を変えて腕に巻きつきます。  「ビート」に話しかけると,それに応え,対処してくれます。  「ビート」は,アシスタント知能ディバイス(通称A.I.D)で,2030年を生きる人々には欠かせないものになっています。  マリは,神父と話をしていて,ある疑問をもちます。
 機械に心があるのがわからないなら,あたなに心があるって,どうして私にわかるの?
 卒論のテーマが決まっていなかったマリは,この疑問をきっかけにA.I.Dの歴史」を調べていくことにしました。  そこから,第1部へ入っていきます。  各章は,扉に旧約聖書などからの言葉が載っています。この選択は…。  それに続く4ページに,2030年のマリが描かれます。  ここまでは,しっかり読みました。  そこから,コンピュータはパソコン,インターネットなどの歴史が詳しく述べられていきます。  この歴史部分が,“飛ばし読み”でした。  「2045年」。人工知能の発達は人間の手を離れ,独自の進化段階に入ります。それ以降,人間はあらゆる問題から解放される…。  さて,あなたは,人工知能をどのように受け入れますか。
   目次 はじめに プロローグ 第1部 コンピューターの創世記── 私たちが禁断の果実を口にするまで  第1章 人間は心を持つ機械を作れるのか── コンピューターの創造  第2章 機械は人間をどこまで賢くするのか── 箱舟に導かれたパーソナルコンピューター  第3章 インターネットが雲の上に織り成す地球の神経網── 雲まで届くバベルの塔  第4章 スマートフォンはいかにして私たちのポケットを占拠したか── 神と人をつなぐ石板 第2部 人工知能の黙示録── 神の子が私たちを最後の審判にかける  第5章 人工知能は本当に人間を超えるのか── 聖杯の探求者たち  第6章 IoTと人工知能がもたらす2030年の社会── 千年王国の到来  第7章 人工知能は私たちを救うのか、滅ぼすのか── 最後の審判 エピローグ おわりに 参考文献
【関連】   ◇児玉哲彦(人工知能は私たちを滅ぼすのか) (@akhkkdm)Twitter)   ◇児玉 哲彦Facebook) 【今日の小咄】  銀行のATMでお金をおろすと,ボロボロのお札が出てきた。別の口座に入金するため,そのお札を再びATMに入れたら止まってしまった。  「お前が出した金だろ!」とATMに叫びたくなった。