『人工知能は私たちを滅ぼすのか』(児玉哲彦・著)
気温が上がりました。出先では35度を超えていました。
吹く風も“熱く”感じ,夏でした。
夕食に,初物のブロッコリーがありました。
緑の美しさと柔らかい触感に,季節を感じました。
美味しゅうございました。
今日,退職に伴う“事務処理(?)”があって出かけました。対応していただいた方々が,ていねいに処理していただき,短時間で終えられました。
ありがとございました。
帰宅して届いていた書類などを処理しながら,「これから先」について考えました。
「ぼちぼち就活かな?」「さて,どうしましょう。」
「AI(人工知能)が,将棋,囲碁,チェスの王者に勝った…。」
「『Hey Siri。救急車を呼んで!』と叫んで,赤ちゃんの命を救った。」
こうしたニュースを耳にすることが増えました。
小説や映画の世界が,現実になってきているような気もします。
そうした“不安”を思わせる題名の『人工知能は私たちを滅ぼすのか―――計算機が神になる100年の物語』(ダイヤモンド社・刊)を読みました。
「読みました」と言いながらも,読み始めてから“飛ばし読み”になりました。
話は,2030年の大学生マリが「人工知能の開発の歴史」を学んでいく形で進んでいきます。
朝,起こしてくれるのは,猫の姿をした「ビート」です。大学に出かけようとすると「ビート」はブレストレットに姿を変えて腕に巻きつきます。
「ビート」に話しかけると,それに応え,対処してくれます。
「ビート」は,アシスタント知能ディバイス(通称A.I.D)で,2030年を生きる人々には欠かせないものになっています。
マリは,神父と話をしていて,ある疑問をもちます。
機械に心があるのがわからないなら,あたなに心があるって,どうして私にわかるの?卒論のテーマが決まっていなかったマリは,この疑問をきっかけに「A.I.Dの歴史」を調べていくことにしました。 そこから,第1部へ入っていきます。 各章は,扉に旧約聖書などからの言葉が載っています。この選択は…。 それに続く4ページに,2030年のマリが描かれます。 ここまでは,しっかり読みました。 そこから,コンピュータはパソコン,インターネットなどの歴史が詳しく述べられていきます。 この歴史部分が,“飛ばし読み”でした。 「2045年」。人工知能の発達は人間の手を離れ,独自の進化段階に入ります。それ以降,人間はあらゆる問題から解放される…。 さて,あなたは,人工知能をどのように受け入れますか。
目次 はじめに プロローグ 第1部 コンピューターの創世記── 私たちが禁断の果実を口にするまで 第1章 人間は心を持つ機械を作れるのか── コンピューターの創造 第2章 機械は人間をどこまで賢くするのか── 箱舟に導かれたパーソナルコンピューター 第3章 インターネットが雲の上に織り成す地球の神経網── 雲まで届くバベルの塔 第4章 スマートフォンはいかにして私たちのポケットを占拠したか── 神と人をつなぐ石板 第2部 人工知能の黙示録── 神の子が私たちを最後の審判にかける 第5章 人工知能は本当に人間を超えるのか── 聖杯の探求者たち 第6章 IoTと人工知能がもたらす2030年の社会── 千年王国の到来 第7章 人工知能は私たちを救うのか、滅ぼすのか── 最後の審判 エピローグ おわりに 参考文献【関連】 ◇児玉哲彦(人工知能は私たちを滅ぼすのか) (@akhkkdm)(Twitter) ◇児玉 哲彦(Facebook) 【今日の小咄】 銀行のATMでお金をおろすと,ボロボロのお札が出てきた。別の口座に入金するため,そのお札を再びATMに入れたら止まってしまった。 「お前が出した金だろ!」とATMに叫びたくなった。