集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

『ぼくらは働く、未来をつくる。』(AERA編集部)

花529。  天気のよい一日でした。  夕方,たいへんお世話になった方の訃報が入りました。これまで“教育に係ってこれた”ことの礎をつくっていただけた方でした。  合掌 ありがとうございました  雑誌「AERA」で連載された 俳優 向井理 の対談「仕事の理(ことわり)」をまとめた『ぼくらは働く、未来をつくる。 向井理×12人のトップランナー』(朝日新聞出版・刊)を読みました。  向井氏との対談形式の内容ですが,書籍の扉や各章の扉の写真は“写真集”のイメージでした。雑誌で企画された構成が生かされているのでしょう。  登場するのは,農業やエネルギー,若者の就労問題,途上国の貧困など,現代のさまざまな問題に取り組む起業家など12人です。  「なぜ働くのか」「社会をどうしたいのか」,向井氏と同世代(30代)のトップランナーたちが熱く語り合っています。  雑誌の連載時には読んだことはなく,それぞれの話が興味深いものでした。  一人の話は,「シゴト ノ コトワリ」の言葉ではじまり,次ページにプロフィールと対談時のスナップが載ります。終わりに向井氏の「Re:対談を終えて」,対談者の「Re:Re:向井さん、お久しぶりです」が見開きに並びます。  目次にかえて,それぞれの「シゴト ノ コトワリ」を。
宮崎 辰  すべては 「お客様にお喜びいただくために」 最高の満足をめざして勝負をしています 西辻一真  「野菜作りを始めたい」人が “自産自消"を楽しめる場を 提供しています 森見登美彦  物語は「徒歩10分圏内から」 自分の身近な世界を起点に 小説を書いています 白木夏子  美しいジュエリーの裏側に 暗い世界をつくらない それが「エシカルジュエリー」 工藤 啓  ひきこもりやニートと呼ばれる 無業の若者の「働く」を支えたい 支援というより投資と考えています 出雲 充  ミドリムシの力で 世界中の食料と環境の問題を 解決したいんです 成瀬友梨  新しい人のつながりを作る場所 家族でない人と共に過ごす場所 「シェア」の空間を設計しています ニコライ・バーグマン  花の世界の “和洋折衷"が 僕のアイデンティティーです スプツニ子!   サイエンスと融合した アート作品を 世界に発信しています 古屋将太  地域主導型の 自然エネルギー事業を 支援する活動をしています 飯田大輔  こだわりの豚肉を作りながら 障がい者の新たな雇用の形に 挑戦しています 小松真実  事業者やアーティストの夢を 個人の小額投資で実現する “黒衣"のビジネスです
 最後に,「再会座談会『ぼくらがつくる10年後の未来』」で,一人一人の描く“未来”について語り合っています。  働くこと,未来を創ること,生きることを考えさせられる一冊です。  若者(自称も含め)にお薦めです。 【おまけ】  新年度になり2か月。「五月病」に悩まされていませんか。  以前,次のチェックリストがありました。当てはまるものは?
  五月病チェック □ 好きな趣味に関心がなくなった(やるのもおっくうだ) □ 他人と会うのが面倒くさい(ドタキャンを繰り返す) □ いつも読んでいる雑誌やテレビ番組を見たくなくなった □ 常に気分がすぐれない □ 勉強や仕事への不安が続く □ 思考力や集中力の低下が著しい □ 朝になると行きたくなくなり,遅刻や欠勤が増える □ 「おはよう」「ありがとう」など,前から使っていた言葉を言い忘れる □ 服装を選んだりするのが面倒になり,身だしなみに気を使わなくなった □ 周りに気を使い過ぎる □ 仕事のミスが増え,効率が落ちた □ 疲れているのに眠れない □ 常に眠気やだるさに襲われる □ 食事への関心がなくなった □ アルコール摂取量が増えた