先人に学ぶ(4) 「先生の一日」
気づけば,すでに5月後半,学校では1学期後半に入る時期となっています。
昨年までと違う時間が流れています。
さて,先生方,一日をどのように過ごしていますか。
古いメモのなかに,「先生の一日について」話された先輩の言葉がありました。中学校の先生に向けて述べていますが,小学校でも変わりません。
「先生の一日」を考えて,月曜日を迎えませんか。
□学校へ行くまでにできること ○新聞で,ラジオで,テレビで…話題をつかむ。 ※早起きで余裕を持てば話題をつかむ時間が持てる。 ※カーラジオは有効な情報収集手段。 ◎朝の会の話題につかえる。 ◎生徒に対するあいさつの後の第一声が勝負。連絡だけはダメ! □学校へ着いたらできること ○自分の教室はもちろん学校を散歩のつもりで一回り …環境を整える第一歩! ※学校に落ちているもので一番多いものを知っていますか? ※窓を開けながら早く出てくる生徒に声をかける。 ※こっちの元気が伝わればいい。 □職員朝礼でできること ○校長先生の言葉は必ず記録…かみくだいて生徒に伝えるのは義務だ。 ※学年の打合せは主任の心配りで早く的確に終わらせる。 ※打合せが終わったら,すぐに教室へとんで行け。 入るなり「おはよう!」先手 ◎担任が教室に入るなり,席に着くようになるのは,いわゆる“しつけ”。 毎日コツコツと着けるように指導 … 着いた時に認め,そこがスタート! □朝の会でできること ○学校へ来るまでの話題収集が生きるのはココ!! 教師がイニシアチブを!! ※生徒の変化を読み取れ。(服装,顔つき,頭髪,席,そして黒板) ※第1時のチャイムの前に終わる。 教科主任が教室の前に来ていたら,必ず「お願いします」と声をかけてから教室を去る。今日はここまで。 この後,「授業でできること」「放課にできること」「給食を共にすることでできること」「そうじの時間にできること」「帰りの会でできること」「部活動でできること」「部活動が終わってからできること」と続きます。 今では,学校に着いたら「メールチェックして…,返信して…」などの業務があるかもしれませんし,インターネットでの情報収集が多いかもしれません。 新しい動きに変わったとしても,ここで述べられている“思い”をもって,先生方は子供達の前に立っていると思います。 「先生,月曜日の朝は何を話しますか?」 【今日のひとこと】 『変わってるね』と言われたら喜ぼう。(志賀内泰弘) 夢をかなえた人は,みんな変わっている。 いわゆる奇人・変人。 そう呼ばれるようになったら,夢の実現も近い。