『君のクイズ』(小川哲・著)
例年より早く「桜が満開…」となっています。
この週末、天候はよくなかったですが、桜の名所は多くの人で賑わったことでしょう。
今日寄った公園の駐車場は、桜祭り会場・桜の名所へのシャトルバス乗り場になっていました。シャトルバスがフル稼働しての“雨の花見”です。
今年の桜を愛でましたか。
いろいろなクイズ番組が放送されています。それぞれ楽しく、面白がって観ますが、『『東大王』(TBSテレビ)や『『頭脳王』(日本テレビ)は、その知識量やスピードに驚きます。
2023年本屋大賞のノミネート作品となった『君のクイズ』(朝日新聞出版・刊)の主人公 クイズプレーヤー三島玲央、対戦相手の本庄絆も、知識とスピードが驚きです。
二人の対戦する舞台は、生放送で行われた『第一回 Q-1グランプリ』です。
6-6 で並んだ最終問題。スタジオ全体が静寂に包まれるなか、
「問題──」その瞬間、パァンと早押しボタンが点灯します。 そのボタンを押したのは、本庄絆。 「ああ、やっちまったな」と思ったのは、三島玲央。 そして解答は…。 初代王者となったのは、本庄絆。 問題文が読まれる前にボタンを押し、正解が答えられたのです。 本庄絆は「やってる」のか、「魔法」なのか、「知識量」なのか…。
『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生しました。雑誌掲載時から共同通信や図書新聞の文芸時評等に取り上げられ、またSNSでも盛り上がりを見せる、話題沸騰の一冊です! (略) 読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される! 「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!三島玲央が、クイズプレーヤーとして、『Q-1グランプリ』の第1問から振り返っていきます。 そしてクイズを解きます。
「Q なぜ本庄絆は第一回『Q-1グランプリ』の最終問題において、一文字も読まれていないクイズに正答できたのか?」クイズの解答は…。 クイズプレーヤー 三島玲央が“クイズに挑む姿”、そのときの“頭に浮かぶ物語”は、魅力的です。 本書を読んでから、クイズ番組や回答者を見るのが変わります。 みなさんにお薦めの一冊です。 でも、題名が『君のクイズ』ですが、主人公の『私のクイズ』なのでは…。 【関連】 ◇本屋大賞 ◇小川哲『君のクイズ』(web TRIPPER) 【メモ;職員の異動検索】 中日新聞・東京新聞に「教職員・公務員の異動」が掲載されるのに合わせ、ネット検索できます。 すでに発表された県や市の異動が調べられます。