積雪だ! 『老害の人』(内館牧子・著)
曇った朝、しばらくして雪が降り出しました。昼近くなって雪が激しくなり、一気に白い景色に変えてしまいました。
帰りの道路では、雪の重さで道路に倒れかけた竹を、担当の方や急遽連れ出されただろう方が片付けていました。道路の安全が保たれます。ありがとうございます。
しばらく寒さの厳しい日が続くようです。明日の朝、危険な凍結路面になっているかもしれません。早朝に運転する方は、いつも以上にお気を付けください。
午後、第2回新城市国民健康保険運営協議会がありました。
市長のあいさつは、
○ 新型コロナウイルス感染症への対応について ○ インフルエンザの流行期に入っている ○ 次年度の国民健康保険料の扱いについてから、“市民の健康な暮らし”を述べられました。 会議は、市長から諮問を受けた「令和5年度新城市国民健康保険税率」について検討しました。 現在そして将来について、さまざまな意見が出され、検討し、答申は…。 関係のみなさん、ありがとうございました。 題名の“老害”、そして著者(内館牧子)が気になって、ピンクの「若鮎サロン staff」Tシャツを着た老人が描かれた表紙の『老害の人』(講談社・刊)を読みました。 調べると、本書がベストセラー上位にあり、「老害」という言葉も話題になっているようです。 本書がベストセラーとなっているのは、これまでの“高齢者小説シリーズ”を読んできた方々が、その第4弾を心待ちにして読まれたからでしょうか…。
迷惑なの! と言われても。 昔話に説教、趣味の講釈、病気自慢に孫自慢。そうかと思えば、無気力、そしてクレーマー。 双六やカルタの製作販売会社・雀躍堂の前社長・戸山福太郎は、娘婿に社長を譲ってからも現役に固執して出勤し、誰彼かまわず捕まえては同じ手柄話をくり返す。 彼の仲間も老害の人ばかり。素人俳句に下手な絵をそえた句集を配る吉田夫妻に、「死にたい死にたい」と言い続ける春子など、老害五重奏(クインテット)は絶好調。 「もうやめてよッ」福太郎の娘・明代はある日、たまりかねて腹の中をぶちまけた。 『終わった人』『すぐ死ぬんだから』『今度生まれたら』に続く著者「高齢者小説」第4弾!小説は、ゲーム製作会社の雀躍堂、そして前社長・社長の自宅、を主な舞台に、
○ 前社長 戸山福太郎や若鮎サロン仲間たちび高齢世代 ○ 社長 戸山純市や妻 明代たちの現役世代 ○ 純市・明代の娘 梨子や息子 俊たちの若者世代それぞれが「老害」を語り、出会います。 本書を読む方は、“老後”を気にする、“老後”にいるという人が多いでしょう。そして、“その目”で読み始めているように思います。 ですが、その目を“現役”や“若者”に変えて読んでいくと、新しい世界が見えてきす。その読み方をお勧めします。 すべての年代の方にお薦めの小説です。 あなたにとっての「老害」は、何でしょう。 あなたは「老害」になっていませんか。 「老害」は、年齢ではないかも…。 読書メモより
○ 「来るわよ。誘われるとまず断るんだって。それで理由をくっつけては、行けるようになったって言うそうよ。(略)」 ○ 世の祖父母は「うちの孫は信長か? ベートーベンか? はたまた小町か?」と自問することだ。 ○ 「欲がある時代というのは、攻撃的な時代なのよ。(略)」 ○ 思えば老害とされる人は、口数が多い。後先を考えず、言いたいことを言う。そんな自分に酔い、際限なくいくらでも言う。 ○ 年寄り殺すに刃物はいらぬ。世辞の一つも言えばいい。 ○「 老人に必要なのは趣味じゃない。教育と教養なんです。」/(略) 『今日行く』よ。/(略) 『今日用』よ。 ○ 「斉田君、口先だけでもそういうことを言うから、老人はカン違いするんだよ」 ○ 俊はそれを目のあたりにし、克二の「旧来の陋習」という言葉を思い出していた。 ○ 年齢に関係なく、人が動くには勢いがいる。その勢いに乗るから、ことが成し遂げられる。 ○ 「(略) 誰に対してもきちんとした日本語を使え。俺の前で『メッチャ』だの『ハンパない』(略)だの言ったら、辞めてもらう。 ○ 「(略) 世間は老人に『自分のために何か挑戦せよ』とばかり言います。我々は自分のために何かをやる気はありません。世の老人のために、何かをやります。この視点が、今の日本の有識者にも老人本人にも欠けている」【参考;気象情報】
気象庁 最新の気象データ |
◇今日の最低気温(愛知県) |
◇今日の全国観測値ランキング |
◇最新の気象データ |
天気予報・情報サイト |
◇日本気象協会 tenki.jp【公式】 / 天気・地震・台風 |
◇ウェザーニュース - 天気予報(台風・地震情報・雨雲レーダー) |
◇Yahoo!天気・災害 - 天気予報 / 防災情報 |