集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

1-1 目次と序 (作手村誌)

芽0119。 寒い朝、日中も寒かったですが、「週末は、さらに厳しくなる…」との予報もあり、身を引き締めて過ごしました。  『作手村』(1960・昭和35年発行)は、「作手村誌編纂委員会」が編集し、「作手村教育委員会」の発行する、6編、974ページの内容です。  まず、「目次」から、編纂された方々の“村勢”のとらえを見ることができます。 ********第一編 郷土の自然 奥付0119。  第一章 位置と地勢   第二章 地質   第三章 気象   第四章 生物 第二編 村の沿革と歴史   第一章 原始社会   第二章 古代   第三章 中世   第四章 近世社会 第三編 行政   第一章 地方行政   第二章 人口   第三章 財政   第四章 保健衛生   第五章 社会事業   第六章 治安消防   第七章 兵事 第四編 文化   第一章 教育   第二章 宗教   第三章 史蹟名勝並びに主要天然物   第四章 俚諺・民謡・伝説   第五章 交通・運輸・通信 第五編 生活   第一章 衣・食・住   第二章 年中行事   第三章 風俗・習慣   第四章 言語 村の位置0119。第六編 産業   概要   第一章 農業   第二章 蚕業   第三章 畜産業   第四章 農業協同組合   第五章 林業   第六章 其の他の産業   第七章 産業統計一覧 補遺 編集後記 ********  本誌に7名の方が「」を寄せています。  最初の佐藤匡玄氏(愛知学芸大学学長 文学博士)は、次のよう書き出しています。 ********       一つの地域の 地理的条件や風土的環境を探り、さらに、そういった自然的条件の基盤の上に営まれてきた人間の生活や、その地域における もろもろの社会現象の変遷の過程を跡づけて、現実の由って来たところを、明らかにすることは、ひとり地域社会の、過去の歴史を詳らかにするばかりではなく、現在の姿をばより深く理解し、より的確に説明する所以であって、ひいては、将来の方策を考えるばあいの、具体的な拠りどころともなる。その意味において、このたび、作手村誌の稿が成って、いよいよ上梓されるにいたったことは、まことに欣快に堪えない。  いまその内容を概見するに、まず自然事象から説き起して、社会現象の各般にまでわたり、殊に行政、教育、宗教、民俗、言語、産業等、その他わたくしどもが知りたいと思うほとんどすべての分野が網羅されている。すなわち、作手村というものを、あらゆる視点から解明しようという編纂意欲が、十分に窺われるのである。しかも、それらの編纂計画にもとづいて、それぞれの事項毎に、忠実に資料を集め、これを整理し体系づけようとの、周密な配慮がなされているのであって、全体として稿を完成するまでには、餘人には知り難いほどの苦心と努力とが、積み重ねられたことであろうと推察する。(略) ********  注)これまでの記事は〈タグ「作手村誌」〉で