集団「Emication」別館

楽しく学び,楽しく活動する,笑顔の集団「Emication」。 ふるさとの自然,歴史,風俗などお伝えします。読書や豆知識の発信もしていきます。 活動する人,行動する人,その応援と支援をする集団「Emication」。

2-4 道理を弁える教師であれ (教育の再生)

菜の花1219。 寒い朝、気温が上がらす、寒い一日でした。  ニュースが、「部活動の地域移行は、2023年度からスタート…」と永岡文科相が明言したと伝えていました。  学校そして地域の“準備”は整っているのでしょうか。  政治や制度は、大きく“旗を振って”いますが、その旗を見て、現場に力がわき、行動ができるように思えません。  来年度に“開始できる”のは…。  平成21年に発行された冊子『教育の再生(要約)』は、愛知県の教育に所縁のある宮田力松氏の図書の要約本です。  宮田氏が指導されていた頃とは状況が変わっていますが、今も変わらぬこと、考えたいことが述べられています。若い先生や教職を目指す若者に、これからの教育を創っていく参考にしていただきたいと思います。  この冊子から紹介します。 ********     教育の再生     2 望ましい教師像   道理を弁(わきま)える教師であれ  世間で正しいと認めた行ないの筋道を、道理といっている。そうなるのが正しいという理屈である。弁えるとは、自分のおかれた立場からいって、すべき事と、すべきでない事のけじめを心得ることだ。けじめをつけるとは、正しくない行ないに対して責任をとるということである。その責任を負う教師でありたい。  ここで問題になることの一つは、何が正しいか正しくないかを、どのように判断するかである。それが道理にかなっていることか、そうでないかにより判断する以外にない。 インフル1219。 誰もが通る道を通ること、踏むこと、実践することにより、その人の徳が養われる、つまり、よいこと、正しいことが身につく。これを道徳と呼んでいる。  知識の習得と経験とにより、道徳的判断力を養うことが、道理を弁える重要な鍵である。  よい教師とは何か。それは愛情と献身に尽きる。誰のためと問われれば、伸びゆく子供のために、である。 ********  注)これまでの記事は〈タグ「教育の再生」〉で  注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。 【関連】   ◇運動部活動改革スポーツ庁