1-1 教育とは何か (教育の再生)
もう少し良い天候かと期待していましたが、曇り空の一日でした。
道沿いの南向き法面にスイセンの花が咲いていました。
この場所では“例年通り”かもしれませんが、スイセンの花はもう少し遅いような気がします。
みなさんの近くでは、もう咲いていますか。
平成21年に発行された冊子『教育の再生(要約)』は、愛知県の教育に所縁のある宮田力松氏の図書の要約本です。
宮田氏が指導されていた頃とは状況が変わっていますが、今も変わらぬこと、考えたいことが述べられています。若い先生や教職を目指す若者に、これからの教育を創っていく参考にしていただきたいと思います。
この冊子から紹介します。
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1 教育とは何か
日本の現状、教育の現状は最大の危機に瀕している。日本人の美しい心がある限り、日本は滅亡することはない。
「日本人の美しい心五つ」
o 正直、勤勉、謙虚、礼儀正しい挨拶、思いやり。
「教育の本質」
○ 教育とは、子どもの生きることを助ける仕事である。子供が学校を卒業し、一人で生きられるように、その土台になることを手助けして築くことである。
「新しい学力観」
○ 生きるため自ら学ぶ意欲の育成を図る。
○ 教師は教える指導者でなく、子供の学習の指導者であることを認識し、子供に主体的な学習を促す。
○ 子供一人ひとりが自ら進んで判断し、自信をもって表現したり行動したりできる、豊かな創造的な能力を身につける。
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注)これまでの記事は〈タグ「教育の再生」〉で
注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。