2-16 子供と遊べる休み時間に （新しく先生となるみなさんへ）

　“夏の暑さ”が続き、室内にいても汗が流れ出てくるような一日でした。 　台風12号は移動速度が遅く、同じところに長く風の影響が出ているようです。台風13号は東方海上を進み日本への影響はなさそうですが、熱帯低気圧が台風14号となって、日本に近づいてくるようです。 　暴風、大雨の影響、被害がないことを願います。 　平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。 　当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。 　その冊子（平成19年度）から順に紹介していきます。 ＊＊＊＊＊＊＊＊ 　　　　教員の一日 　　　　16　子供と遊べる休み時間に (1)　計画的に授業を行い，終了時刻前に終わったり，延長授業になったりしないようにする。 (2)　授業で使用した資料・教具等の片付けは，必要に応じて子供の協力を得ながら，迅速に行う。 (3)　次のスケジュールを確かめる。 (4)　他の先生との連絡等は，休み時間の前半に済ませる。 (5)　わずかな休み時間でも，子供との交流に心がけ，子供理解を深める。 (6)　教室で校務を処理するときは，個人情報の扱いに十分配慮する。 (7)　換気・通風等，教室の衛生・安全に留意し，次時の環境づくりをする。 (8)　次時の教材・教具の準備は，次時に食い込まぬように速やかに行い，子供だけで準備させることは避ける。 (9)　休憩については，各学校の計画に沿ってとる。

　　　休み時間は心休まる時間 　2時間目の授業が終わると，私を含めたクラス全員の顔が輝き出す。長い休み時間の始まりである。運動場を思いきり走り回ったり，教室にいる子に話し掛けたり，あるいは廊下ですれ違う子とあいさつを交わし，たわいもない会話をする。今まで自分の知らなかった子供たちの新たな一面に出会えることもある。何よりも，その一つ一つの会話やその時に見せる子供の笑顔が，私を幸せにしてくれる。教師になって本当によかったと思える瞬間である。忙しさに自分を見失いそうになったとき，休み時間を子供たちとともに過ごすことで，「子供が好き」という自分の原点に立ち返ることができる。　（平成18年度初任者）

＊＊＊＊＊＊＊＊ 　注）これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で 　注2）掲載しているイラストは、学年通信（1993・1994年度）用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。 【台風情報】 　◇台風12号（ムイファー・MUIFA） 　◇台風13号（マールボック・MERBOK） 　　 ◇日本気象協会 tenki.jp　台風情報　　◇気象庁　台風情報 　　◇最新の台風NEWSならウェザーニュース 　　◇台風情報 - Yahoo!天気・災害 　　◇台風進路予想図（Google Maps版）（デジタル台風）