1-7 本当の教員 (新しく先生となるみなさんへ)
台風4号・熱帯低気圧の影響は去り、朝から天気のよい日でした。日中、強い日差しがありました。
ところが、午後(15:00)“豪雨予報”が猛烈な雨を伝え、それに合わせるように雷、そして大粒の雨が降り出しました。
雨が上がっても、雷鳴が続き、不安定な天候が続きそうです。
明日は…。
平成の頃、新任教員に「学校のこと」「教職のこと」を紹介する冊子『新しく先生となるみなさんへ』が配付されていました。
当時とは教育を取り巻く状況が変わっていますが、若い先生や教職を目指す若者に参考となる部分もあると思います。
その冊子(平成19年度)から順に紹介していきます。
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教員の心構え
7 本当の教員
真摯に子供とともに学ぶ教員,子供とともに汗を流す教員,子供とともに涙を流す教員,そうした謙虚に人生を学ぶ教員の姿勢は,子供の心を深くゆさぶり,子供の心に生涯にわたって生き続けることであろう。
「真の教師とは」 真の教師という名に値するほどの教師は,その教師に出会うことによって,ある人間の運命が決定されたような教師のことである。もっとも,そのことは,必ずしも自分の進路が決定されたという意味ではない。むしろ,自分の生涯の間にあって,苦しいこと,困難なこと,悲しいこと,思いに余るようなことに出会ったときに,その先生のことを思い起こすならば,それによって,慰めを得,励ましを得,あるいは警告が与えられる。そのような役割を。自分の生涯にわたって,もち続けるような先生,それが本当の先生である。 マルチン・ブーバー(哲学者 オーストリア 1878 − 1965)******** 注)これまでの記事は〈タグ「新しい先生」〉で 注2)掲載しているイラストは、学年通信(1993・1994年度)用に教員が描いたもので、冊子との関連はありません。